与党と接戦選挙区で野党4党共闘は執行部の責任

2017年08月25日 08:15

 民進党の岡田克也元代表は国政選挙における野党共闘について「共産党との関係を一度リセットしてしまうと、再構築には多大の時間と労力を費やすことになる」とブログに書くと共に「衆議院選挙においても、すべての選挙区で候補者を一本化する必要はないが、我が党の公認候補者がぎりぎりのところで自民党と争っている選挙区で、一本化を進めるということは執行部の責任と思う」と共産党を含む野党4党共闘で、与党候補に勝つことは執行部の責任と明確にした。

 岡田元代表は「1人でも多く仲間を増やす。努力すれば、そのことが可能であるにもかかわらず、候補者の乱立を許してしまうということは、執行部が怠慢と言われても仕方ありません」と発信。

 岡田元代表は「野党共闘は、私が代表、枝野さんが幹事長の時の参議院選挙で、すべての1人区で候補者を一本化し、結果的に11選挙区で、与党候補者に勝利するという実績を残した。もし、候補者の一本化が実現していなければ、ほとんどの選挙区で勝つことにはならなかったと思う。志位さん(共産党委員長)と私との信頼関係などもあって、一本化が実現したことも事実」と参院選挙での共闘成果をあげている。

 そのうえで岡田元代表は共産党を含む野党4党の共闘ができなければ「与党と接戦を演じている選挙区で、一本化すれば当選可能な候補者をみすみす落としてしまうことになりかねない」と現実を指摘。その数についても「おそらく30以上に上ると思われる」と提起する。(編集担当:森高龍二)