1月以上、国会で審議しない、疑惑隠しと批判

2017年08月24日 06:46

 民進党の山井和則国対委員長は23日、自民党の森山裕国対委員長と会談後、記者団の質問に応じて(1)安全保障、北朝鮮問題を審議するため安全保障委員会と外務委員会を早急に開くこと(2)加計学園問題について審議するため文部科学委員会と予算委員会を早急に開くことを強く要請した、とした。

 これに自民党の森山国対委員長から(1)9月25日の週に臨時国会を開くことを政府と話をする(2)補正予算が検討課題に上がっているなどの話があったと説明した。

 山井委員長は「臨時国会が9月25日の週では遅すぎる。6月から憲法に基づいて臨時国会の早期召集をしているにもかかわらず、あまりに遅すぎる。せめて9月上旬には臨時国会を開くべきと強く申し入れた」と前倒しを求めたとした。

 山井委員長は、加計学園疑惑調査チームの会合に駆けつけ、臨時国会召集が9月25日の週にまでずれ込むことを報告し「とんでもない話。今日の(加計疑惑調査チームでの)議論も、本来なら国会の場で、加計孝太郎加計学園理事長にも来ていただいて行うべき議論だ」と指摘し「この問題はあと1か月以上、国会では審議しないという、安倍総理の言う丁寧に説明するという言葉とは全く逆の疑惑隠しだ」と批判した。(編集担当:森高龍二)