80議席減も過半数維持で「国民から信任」と続投

2017年10月11日 19:33

 自民党の安倍晋三総裁は総選挙公示日の10日夜のNHK取材に、自民・公明の与党過半数で国民の信任を得られたとする判断を改めて明言するとともに、党内で50議席減れば総理の責任問題だとの声にも国難に党内一致結束しなければならないなどと、責任論をけん制した。80議席減も過半数維持で「国民から信任された」として続投する考えだ。

 安倍総理は自民、公明で過半数割れになった時には政権を明け渡すことになるので、自ら責任をとらなければならない、と安倍政権に不信任が国民から明確に突き付けられた結果になったときに初めて責任をとる考えを示した。

 自民党と公明党の与党議席(改選前)から与党過半数(233議席)までは80議席以上ある。「過半数なら与党は信任された」とすることには相当無理がある。(編集担当:森高龍二)