90歳の慰安婦・吉さん、米国で記者懇談会

2017年10月16日 06:15

 90歳を迎える慰安婦被害者の吉元玉(キル・ウォンオク)さんが14日から23日まで訪米し、慰安婦問題を伝えて、解決を訴える、と聯合ニュースが伝えた。記者懇談会も予定する。

 聯合ニュースによると、吉さんは14日(現地時間)にロサンゼルス入りし、16日にカナダ人監督が手掛けた慰安婦問題を扱った映画「アポロジー」の上映会に出席。17日にワシントンへ移動し記者懇談会を行い、18日にジョージ・ワシントン大、19日にソールズベリー大で集会を開いて被害を証言する予定、としている。

 慰安婦被害者を支援する韓国の市民団体「韓国挺身隊問題対策協議会」(挺対協)の話として「被害者の人権を回復するため共に努力してほしいと国際社会に求める予定」と伝えている。

 慰安婦問題を巡っては米国ニューヨークのマンハッタンに13日(現地時間)、慰安婦を象徴する少女像が現地の韓国系市民団体らにより設置されるなど、日韓の国民感情に悪影響が生じないか、懸念されている。(編集担当:森高龍二)