韓国・聯合ニュースは「韓国政府が6日、北朝鮮に対する独自制裁の対象に北朝鮮の18個人を追加した」と伝えた。外交部当局者の話として「北の大量破壊兵器(WMD)および弾道ミサイルの開発を目的とした金融取引活動の遮断に向け、国連安全保障理事会の制裁対象とされている金融機関に所属する関係者を6日付で独自制裁対象に指定した」としている。
今回の対象者は「朝鮮大聖銀行、統一発展銀行、朝鮮貿易銀行など全員が銀行の関係者」。中国、ロシア、リビアで活動しながら北朝鮮のWMD開発資金の調達に関与した人物とされ「米財務省が9月に追加した制裁対象にも含まれている」としている。
韓国政府はあす7日に米・トランプ大統領を国賓として迎えることになっており、これを踏まえた措置をみられる。
韓国青瓦台(大統領府)の朴洙賢(パク・スヒョン)報道官は前日の記者会見で「トランプ大統領を国賓として温かく迎え、韓米関係を『偉大な同盟』に発展させる契機にしよう」と呼びかけた。(編集担当:森高龍二)