トヨタ、ちょっと古い純正ナビに、安心・安全運転支援オプション部品開発

2017年11月23日 06:29

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トヨタの純正ナビに後付け可能なドライビングレコーダー開発。「Toyota Safety Sense」を装備したクルマには不要だが、少し前の「Toyota Safety Sense」未装着トヨタ車ユーザーには朗報といえる

 トヨタは、同社製純正ナビゲーションのオプションとして、安全運転支援システムを組み込んだ、以下の製品をトヨタ系正規ディーラーで発売する。

 まず、ひとつは、Toyota Safety Sense、レーンキーピングアシスト、スマートアシスト未装着車に設定可能な「安心機能付きドライブレコーダー(一体型)」だ。そして、やや後方視界に難のあるアルファードやエスティマなど同社ミニバンで、T-Connectナビ10インチモデル、T-Connectナビ9インチモデルを接続した車種に設定可能な「雨滴除去機能付きマルチビューバックガイドモニター」。

 地図ソフト2017年秋版以降が入っているT-Connectナビ10インチモデル、T-Connectナビ9インチモデル、T-Connectナビに対応した「ETC2.0ユニット(ナビ連動タイプ・光ビーコン機能付)」を開発した。全国のトヨタ車両販売店、トヨタ部品共販店を通じて11月21日から発売する。

 新商品の概要は次のとおりだ。「安心機能付きドライブレコーダー(一体型)」は、2017年3月に発売した「安心機能付きドライブレコーダー(別体型)」より機能を厳選したモデルだ。通常のドライブレコーダーの基本機能に加え、ふらつき・はみ出し走行通知、車両接近・前方車両発進通知、進入禁止標識通知などの機能を備え、安心な運転を支援する。

 次にミニバンの後方視界を支える「雨滴除去機能付きマルチビューバックガイドモニター」は、バックカメラに雨滴などが付着した際、バックカメラ上部に装着されたノズルから高圧空気を噴射することで雨滴などを除去。モニターに映し出された後方映像が見えづらくなるのを防ぐ。

 そして、「ETC2.0ユニット(ナビ連動タイプ・光ビーコン機能付)」は、交差点に到着する時に信号灯色が赤になることが予想される場合、光ビーコンから得た信号情報をもとに、ドライバーへ早めのブレーキによる緩やかな減速を促すことで、スムーズかつ安全な運転を支援する「信号連携減速案内・信号待ち発進準備案内」を行なうほか、赤信号での停車時に光ビーコンから得た信号情報をもとに、待ち時間の目安をナビの画面上に表示「信号連携減速案内」をも実施することができる。

 それぞれディーラーでの販売価格は、「安心機能付きドライブレコーダー(一体型)」が4万0500円。「雨滴除去機能付きマルチビューバックガイドモニター」が3万2400円。「ETC2.0ユニット(ナビ連動タイプ・光ビーコン機能付)」が3万2400円。いずれも消費税込み、取付費など工賃は別途となる。(編集担当:吉田恒)