東京電力福島第一原発事故以来、一貫して、原発ゼロ社会への取り組みを進めている菅直人元総理は25日のブログで、立憲民主党の誕生に「原発ゼロを明確にし、草の根からの政治を標榜する立憲民主党が誕生し、そこに参加できたことは最高の選択だった」と今年を振り返った。
そして2018年を「原発ゼロ実現の年にし、同時に立憲民主党を草の根に大きく根を張った国民政党に育てるために全力を挙げたい」と意欲を示した。
菅元総理は野党再編について「マスコミは民進党から分かれた政党(希望・立憲民主)の、永田町における合従連衡に注目しているが、いま、国民が野党に求めているのは、政策があいまいな永田町中心の野党再編ではない」ときっぱり。
菅元総理は「安倍自民党政治に、政治理念でも、政策でも、はっきりと対置できる、草の根に根を張った国民政党の登場だ」と断言し「来年は立憲民主党を国民に信頼される政党に育てる事が出来るかどうか、試練の年と考えている」とさきの総選挙で大きな期待を集めた政党としての真価が問われてくる年になるとの緊張をうかがわせた。(編集担当:森高龍二)