政府は9日の閣議で天皇陛下御退位と皇太子殿下御即位に伴う式典準備委員会の設置を決め、閣議終了後、初会合を開いた。委員長には菅義偉官房長官が就いた。
委員には政務担当と事務担当の各官房副長官、内閣法制局長官、宮内庁長官、内閣府事務次官が就いた。
菅義偉官房長官は記者会見で「委員会で即位の礼を始めとする関連式典の準備を総合的、計画的に進めるための基本方針を速やかに取りまとめ、閣議に諮った上で、政府挙げて万全の準備を進める」と語った。委員会では来年1月の天皇陛下在位30年を祝う式典についても検討する予定。
天皇陛下は来年4月30日に退位される。これに伴い皇太子さまは5月1日に新天皇に即位され、この日から新元号になる。退位は憲政史上初めて。(編集担当:森高龍二)