日産自動車、電動車「リーフ」を使ったサービス導入促進策を活発化

2018年01月26日 09:08

Nissan_LEAF

日産、第二世代となった電気自動車「リーフ」の需要拡大を目指してさまざまな施策を打ち出す

 日産自動車は、「日産リーフ」に代表される電気自動車(EV)の普及を促進し、環境負荷低減に向け活動を積極化させる。

 先般報告のとおり、新しい交通サービス「Easy Ride(イージーライド)」とカーシェアリングサービス「NISSAN e-シェアモビ」を日本で展開すると発表した。これらの新しい日産のモビリティサービスは、人とクルマと社会がつながることで新しい価値を生み出す「ニッサン・インテリジェントインテグレーション」を体現する具体的な企画だ。

 「Easy Ride」は、無人運転車両を活用した新しい交通サービスで、日産とDeNAが、開発を進めている自動運転技術を活用した新しい交通サービスだ。「Easy Ride」は、既存交通サービスを補完するシステムとして、誰でもどこからでも好きな場所へ自由に移動できる交通サービスを目指す。

 専用のモバイルアプリで目的地の設定から配車、支払いができ、目的や気分に合わせて行き先を自由に選択できるようにする予定だ。日産とDeNAは、一般モニターが参加するサービスの実証実験を、2018年3月5日から18日まで、神奈川県横浜市“みなとみらい”地区周辺で実施する予定。

 一方で、先般報告のとおり「NISSAN e-シェアモビ」は、電動化技術や自動運転技術を使ったカーシェアリングサービスだ。利用できる車種は新型「日産リーフ」と「ノート e-POWER」で、新しいカーシェアリングサービスとなる。

 このサービスは2018年1月15日より、全国約30のステーション(東京、神奈川、静岡、大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、和歌山など)で開始し、その後、他の都道府県にも拡大する。

 また、四国電力と電気自動車新型「日産リーフ」のコラボレーションキャンペーンを2月から開始する。これは、四国電力のユーザーが、新型「日産リーフ」を購入された際に、四国電力のポイント、「よんでんポイント」が毎月定額で150ポイント(1ポイント=1円相当)、最大3年間付加されるというキャンペーン。日産の電動車促進キャンペーンやモビリティサービスの展開、国内のEV導入拡大につながるのか?(編集担当:吉田恒)