日産ブースの「NV350キャラバン・リチウムイオンバッテリー搭載グランピングカー」は、大容量(8kWh)のリチウムイオンバッテリーシステムを搭載し、家庭用エアコンや電子レンジなどの家電が使えるキャンパーだ
日産自動車は、2月2日から4日までの3日間、千葉市「幕張メッセ」で開催される「ジャパンキャンピングカーショー 2018」に、「NV350キャラバン」と「NV200バネット」を出展する。
「NV350キャラバン」は、日産を代表するコマーシャルバンとして、歴代モデルが高く評価されてきた。現行モデルは、堂々として存在感のあるデザイン、広くて使い勝手の良い荷室空間に加えて、先のマイナーチェンジで「エマージェンシーブレーキ(自動ブレーキ)」をはじめとする先進安全運転支援装備を充実させ、ビジネスユースだけでなく、レジャーを楽しむ個人のオーナーまで、幅広いユーザーに支持されている。昨年12月には、ワイドボディバージョンに、ガソリン4WD車を追加し、ラインアップを拡充している。
また、「NV200バネット」は、コンパクトなボディを活かし、ビジネスシーンに限らず、デイリーユースやレジャーユース、さらにはタクシー専用車など幅広いシーンでの使い勝手の良さが好評を得ている。
今回のショーには、オートキャンプなどのアウトドアスポーツを趣味で活躍するキャンパーモデルなど3台を展示する。
注目は「NV350キャラバン・リチウムイオンバッテリー搭載グランピングカー」(参考出展車)だ。「NV350キャラバン DX (ワイド幅/ハイルーフ)」をベースに、電気自動車「日産リーフ」で培ったEV技術を活用し、大容量(8kWh)のリチウムイオンバッテリーシステムを搭載した。これにより、エアコンや電子レンジ、テレビなどの家庭用電化製品を使用することが可能となり、これまでにない快適でスマートな新しいキャンピングスタイルが構築できる。
もう一台の「NV350キャラバン トランスポーター」は、「NV350キャラバン プレミアム GX(標準幅/標準ルーフ)」をベースに、傷つきにくく重量物も安定して積載することが出来る、ロンリューム加工を施した床張りを荷室に標準採用したモデルだ。これにより、水や油、落ちにくい汚れなども簡単に取り除くことができ、キャンプやモータースポーツなどのあらゆるアウトドアシーンで、高い利便性を発揮する。また、快適な車中泊を可能とする便利なベッドシステムも搭載している。
コンパクトな「NV200バネット マルチベッドワゴン」は、5人乗りワゴンの2WD車をベースに、ゆったり乗車できる快適性を損なうことなく、車中泊やアウトドアレジャーを気軽に楽しみたいユーザーに向けた仕様とした。左右跳ね上げ式のベッドシステムと撥水性に優れたロンリューム加工を施したフロアパネルを採用している。
「ジャパンキャンピングカーショー 2018」は、軽自動車をベースにしたキャンピングカーから、床面積50平方メートル2LDKにおよぶトレーラーハウスまで、国内外のキャンパーが展示される国内最大のキャンピングカーショーだ。一般入場料は1000円。(編集担当:吉田恒)