日本共産党は1日の党機関誌「赤旗」で、加計学園運営の岡山理科大獣医学部創設を巡る国家戦略特区制度利用に当初から「加計学園ありき」で進んだ疑惑についての真相解明に、2015年4月2日に加計学園幹部や愛媛県職員、今治市職員と総理官邸で柳瀬唯夫総理秘書官(当時)が面会したのかどうか「証人喚問は待ったなし」の段階にあると早期の証人喚問実現を与党に求める記事を掲載した。
記事では「うその答弁をしても罪に問われない参考人招致だからこそ柳瀬氏は『記憶がない』の一言でこの間明らかになった事実を否定してきた」と指摘したうえで「証人喚問に背を向ける与党の姿勢は疑惑隠し・幕引きそのもの」と態度を改めるよう、強く求めている。
柳瀬元総理秘書官について「(柳瀬氏の)関与を示す文書が次々明らかになっている。しかし柳瀬氏は、なおも関与を否定。虚偽答弁や証言拒否をすれば偽証罪に問われる証人喚問での真相究明は待ったなし」と訴えている。柳瀬氏は「記憶の限りでは面会していない」といまだに面会を否定している。(編集担当:森高龍二)