野田聖子総務大臣は今国会中にセクシュアル・ハラスメントの予防、被害の救済、再発防止を図る対策を取りまとめる考えを示した。
野田大臣は1日の記者会見で「月曜日にメディア関係者、関係省庁等に集まっていただき、セクシュアル・ハラスメント対策に関するラウンドテーブルを開催した。総理から今回のセクシュアル・ハラスメント事案は看過できない、として早期に対策を取りまとめるよう強い指示があった」とした。
セクハラ問題では財務省事務次官が女性記者に「抱きしめていい・・」などとする発言などセクハラと受け取られる行為を繰り返していたと週刊誌に報じられ、一挙にメディア関係者へのセクハラ問題がクローズアップされることとなった。事務次官はこれをきっかけに辞任している。
野田大臣は5月8日の記者会見でも「男女にとって、あってはならないこと」としたうえで「予防はどうするべきか、それが何であるかということをしっかりコンセンサスをとって、できれば子どものうちからしっかり、教育の場で取り込んでいくということも1つの方策。また、被害に遭われた場合、保護と救済が、そして2次被害が防げるかということで、それについてもまだ釈然としていないところがたくさんある。よりよい形で、誰もがこれならば、というようなことを統一的に皆が理解できるようなものを作らなければいけない」と話していた。(編集担当:森高龍二)