トヨタとセブン‐イレブン、次世代型コンビニ店舗の共同プロジェクト開始

2018年06月07日 06:26

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セブン‐イレブンの次世代型コンビニ店舗の共同プロジェクトで配送に使うトヨタ製「FC小型トラック」、物流領域でのCO2排出ゼロを推し進める

 セブン‐イレブン・ジャパンとトヨタ自動車は、2017年8月に店舗および物流における省エネルギー・CO2排出削減に向けた検討に関する基本合意書を締結し、トヨタが新たに開発する燃料電池小型トラック(FC小型トラック)や燃料電池発電機(FC発電機)の活用を協働で検討してきた。

 このほど、共同プロジェクトの具体的な内容が固まり、2019年から順次プロジェクトを展開すると共同発表した。

 同プロジェクトでは、セブン‐イレブンの店舗と物流にトヨタが培ってきた技術やシステムを導入し、CO2排出削減を目指す。店舗に、定置式のFC発電機とハイブリッド車などで使い終えた電池を再利用するリユース蓄電池を導入。それらを店舗エネルギーマネジメントシステム(BEMS)で統合的に管理し、店舗で使用する再生可能エネルギーや水素由来の電力の比率を高め、CO2排出削減を進めるというもの。

 物流システムにおいては、トヨタが新開発したFC小型トラックを導入し、CO2を含めた環境負荷物質の排出ゼロを目指す。FC小型トラックは、燃料電池乗用車(FCV)トヨタMIRAIのFCユニットを搭載し、走行中にCO2を含んだ排ガスなどの環境負荷物質を排出しない。FCユニットで発電した電気は、動力のほかに車載冷蔵ユニットの電源にも使用する。

 セブン&アイグループでは、取り組むべき社会・環境に関する「5つの重点課題」を明確にし、事業を通じた社会課題解決に取り組んでおり、そのなかのひとつである「商品、原材料、エネルギーのムダのない利用」の項目では、2015年に国連で採決されたSDGsの目標達成に向け、再生可能エネルギーの利活用、拡大を目指している。

 具体的には、2030年までに店舗での再生可能エネルギーの利用比率を20%まで引き上げ、CO2排出量を2013年度対比で約27%削減する計画だ。セブン‐イレブンにおいても、セブン&アイグループが掲げる目標に向け、再生可能エネルギーの利用を中心にサプライチェーン全体でCO2排出削減に取り組みを進めている。

 また、この取り組みのフラッグシップとして、2017年12月7日に“ひとと環境にやさしい店舗”セブン‐イレブン千代田二番町店を開店。2018年5月22日には、2店目となるセブン‐イレブン相模原橋本台1丁目店を開店し、店舗で使用する電力の再生可能エネルギー比率を46%まで高めてきた。

 今回、トヨタの技術やシステムを店舗や物流拠点へ導入して水素を活用した環境負荷低減に取り組み、2019年春ごろに首都圏でFC小型トラック2台を導入、2019年秋ごろから、さらに再生可能エネルギーの比率を高めた、次世代型店舗への取り組みを進めていくという。(編集担当:吉田恒)