日本では来年終売となるVWビートル、特別仕様車「The Beetle Meister」

2018年10月25日 06:25

VW_Beetle Meister

パドルシフト付マルチファンクションステアリングホイールや2ゾーンフルオートエアコンを標準装備、同時に専用デザインの17 インチアルミホイールを装着した「The Beetle」の特別仕様車「Meister」シリーズ

 フォルクスワーゲン(VW)ジャパンは、2019 年に日本でのThe Beetle の販売が終了することに伴い、これまでのビートルファンに対して謝意を示す「See You! The Beetleキャンペーン」を2018年1月から実施してきた。

 そのキャンペーン”の第4弾として、特別仕様車「The Beetle Meister(ザ・ビートル マイスター)」シリーズを設定し、全国のVW正規ディーラーで販売する。マイスターシリーズは、「The Beetle Design Meister」「The Beetle R-Line Meister」「The Beetle 2.0 R-Line Meister」の3グレード構成で、それぞれThe Beetle Design、The Beetle R-Line、The Beetle 2.0 R-Lineをベースとした特別仕様車だ。

 シリーズ名「Meister」は、言うまでもなくドイツ語の「職人・名人」の意で、「The Beetle Meister」は、その名のとおり、入念に作り込んだ完成度の高い特別仕様車とした。

 「The Beetle Design Meister」には、パドルシフト付マルチファンクションステアリングホイールや2ゾーンフルオートエアコンを標準装備し、街乗りを含めたドライブでの快適性を向上させている。同時に専用デザインの17 インチアルミホイールを装着し、外観も特別なThe Beetle を印象付けたデザインとなった。

 「The Beetle R-Line Meister」「The Beetle 2.0 R-Line Meister」は、上級モデルに相応しく本革レザーシートを標準装備。レザーカラーは、ブラックかブラック&レッドのいずれかを選択できる。これまで以上に上質でワンランク上の室内空間の設えとなった。

 最上級モデルの「The Beetle2.0 R-Line Meister」には、電動パノラマスライディングルーフも標準装備としている。

 このほか今回発売する「The Beetle Meister」シリーズには、3グレード共に、人気オプションのバイキセノンヘッドライトとVW純正ナビゲーションシステム「716SDCW」、そして過去に限定車だけで採用したことのあるリヤエンブレム内蔵型リヤビューカメラを全車標準装備とした。

 「The Beetle」は、フォルクスワーゲンの原点であるオリジナル「Beetle(タイプ 1)」の系譜を継ぐ3代目。日本導入は2012 年で、現在までにカブリオレを含んで約3万5000 台を販売した。唯一無二となるビートルデザインは、フォルクスワーゲンのアイコンとして、世代や性別を超えて愛されている。次世代ビートルは果たして?

 今回の限定車「The Beetle Design Meister」は303.0万円、「The Beetle R-Line Meister」は348.0万円、「The Beetle2.0 R-Line Meister」は397.0万円となる。(編集担当:吉田恒)