立憲民主党の福山哲郎幹事長は15日夕の記者会見で「通常国会に全力で取り組む。そこから統一地方選挙、参院選挙の光も見えてくる」とし、通常国会への対応と選挙の2本を柱に今年の前半戦に臨みたいとの考えを強調した。
特に選挙では「安倍政権の乱暴な国会運営、立憲主義や議会制民主主義を壊すような数年間の評価を国民にしていただくことは重要だ」と安倍政権への評価を求めるとともに、党として(1)多様性の確保(2)立憲主義(3)困った時に助け合う社会(4)原発ゼロ社会の実現を挙げ、安倍政権と異なる価値、社会のあり方を国民に示していくとの考えを示した。
福山幹事長は、このほか勤労統計調査の不適切な調査について「組織的なものなのか、官邸ないし厚労大臣に報告されていたのか等、国会の場で追求する」考えを述べるとともに、今回の問題で来年度予算案の組み換えを検討する事態になっていることについても国会で取り上げることになる旨、語った。(編集担当:森高龍二)