2022年までに何とか政権交代果たしたい。立憲民主党の福山哲郎幹事長が都内で今月開かれた76回部落解放同盟全国大会で3年以内に政権担う政党に、意欲を示した。
大会で福山幹事長は「水平社設立100年を2022年に迎える。それまでに何とかもう一度政権交代を果たし、人権委員会100周年を迎えられるよう頑張りたい」とあいさつした。
福山幹事長は党綱領をとりあげ「われわれが作った綱領は、あらゆる差別に反対し、一人ひとりがかけがえのない個人として尊重され、多様性を認めつつ、互いに支え合い、全ての人に居場所のある、ともに支え合う社会の実現を目指すとうたっている」と立ち位置を紹介。
そのうえで、福山幹事長は「いまインターネット上の差別、LGBTや障がい者への差別、貧困、社会の分断が広がりつつある」と指摘。「生き辛さの多い天井の低い社会でなく、風通りの良い、誰もが生き生き暮らせる社会を作っていきたい」と強調した。
大会は「憲法改正を許さず、人権・平和・民主主義の確立をめざす協働の取り組みをすすめ、部落解放運動を大きく前進させよう」とのスローガンのもとに開催された。(編集担当:森高龍二)