リーマンショック級ない限り引き上げる 菅長官

2019年04月19日 06:29

 菅義偉官房長官は18日の記者会見で、10月1日からの消費税10%実施について「リーマンショック級の出来事が起こらない限り、法律で定められた通り、10月に引き上げる。予定通り引き上げられるよう経済運営に万全を期していきたい」と述べた。

 自民党の萩生田光一幹事長代行が6月の日銀短観次第で消費増税を見送る旨の発言をしていた。

 菅官房長官は「景気は内需を中心とした成長が続いており、緩やかに回復しているという基調は変わっていないと思う。総理はリーマンショック級の事態について、世界的な経済危機や大震災などが考えられるといわれてきたが、具体的に余談をもって申し上げることは控える」と幅を持たせる答え方をした。

 菅官房長官は「国会で度々答弁してきた通りであり、それに全く変わらないということだ」と答えた。

 与党幹部から消費税延期に対して言及があったことへの受け止めを聞かれた菅官房長官は「(萩生田幹事長代行の発言の)詳細については把握していないので言及は差し控える」としたうえで、消費税については「国会で政府が責任をもって総理や私も答弁している。その答弁がすべてだ」と応じた。(編集担当:森高龍二)