消費税10%実施を「簡単に変更や翻ししない」

2019年05月29日 06:51

 自民党の二階俊博幹事長は28日の記者会見で、消費税の10月1日からの10%実施について「党で国民の皆さん、党員の皆さんのご意見も十分聞いた上で、慎重の上にも慎重に審議して決定したことであり、簡単にこれを変更したり、翻したりすることはありません」と記者団に答えた。

 記者団が「甘利明選対本部長がテレビ番組で『ダブル選挙について99%無い』という発言をされ、消費税延期についても『無い』と言われた。改めて、現在の経済情勢などを踏まえて、消費税の延期やダブル選挙について考えは」と質したのに答えた。

 また自民党の青年部・青年局が主催し、拉致問題と憲法改正を訴える街頭演説を6月1日、2日に全国一斉に展開する計画について、二階幹事長は「青年局の諸君が考えたことで、(改憲と拉致問題)それを訴えて街頭活動をやって行きたいということだから、党は全面的にそれに対して賛同し、支援する。そういう事です」と述べ、党を挙げて改憲・拉致問題を訴える考えを示した。(編集担当:森高龍二)