マツダ、アテンザをグローバル名称「Mazda 6」に改称して2.5Lターボ搭載

2019年07月07日 10:03

Mazda 6

国内だけのモデル名を捨てて「MAZDA 6」として新たに2.5リッターガソリンターボを搭載したセダン「25T S Package」、423.90万円

 マツダは、ブランドの上級モデル「マツダ・アテンザ」の名称をグローバル呼称の「マツダ 6」に改めると発表した。理由は先に発売した「マツダ3」と同じく、マツダブランドを鮮明化するためだとしている。

 同時に、新たに2.5リッターガソリンターボエンジン「SKYACTIV-G 2.5T」を導入し、予約受注を開始した。発売は8月1日を予定する。

 「MAZDA 6」は、マツダが追い求める「走る歓び」の価値をセダン&ステーションワゴンという車型で、低重心スタンスから、操る楽しさといったクルマにとって普遍的で本質的な価値を追求したモデルだ。

 「本質にこだわる大人のための落ち着いたエレガンスと爽快なダイナミクスを兼ね備えたドライバーズカー」をコンセプトに、躍動的で品格を感じさせるエクステリア、上質な素材を用いた落ち着きのあるインテリア、五感を刺激するきめ細やかな造り込み、心にゆとりの持てるドライブを可能にする走行性能など、幅広い領域においてフラッグシップとしてふさわしい質感・性能を備えている。

 エンジンラインアップとして、クリーンディーゼルエンジンと自然吸気のガソリンエンジンに加えて、市街地から高速道路まで、力強く伸びやかな走りを提供する2.5リッターガソリンターボエンジン「SKYACTIV-G 2.5T」を導入した。
 このエンジンは、最高出力169kW(230ps)/4250rpm、最大トルク420Nm/2000rpmから4リッターV8自然吸気ガソリンエンジン並みのトルクが生み出すアクセルレスポンスの良さと、力強さと気持ち良い加速フィール、そして高揚感を感じさせるエンジンサウンドを実現している。

 このエンジンを搭載するモデルには、加速重視で選択したファイナルギア比や、高いブレーキ性能を生み出す17インチの大径フロントブレーキを採用し、爽快に運転を心から楽しむ意のままの走りをサポートする。さらに、スポーティさを演出するブラック塗装のホイールとブラックレザーインテリアを専用設定し、上質さと走りへの期待感を高めたモデルとなった。

 加えて、より安心感のある走りを実現する「G-ベクタリング・コントロール・プラス(GVCプラス)」を全グレードに標準設定とした。これは旋回中およびターンアウト時のクルマの安定性・収束性を向上させるブレーキ制御で、さまざまなシーンでクルマと人の一体感を高め、安心、安全なステアリング操作性を実現し、走行性能を向上させる機能だ。

 新たに加わった2.5リッターガソリンモデルの価格は、セダン&ワゴンともに、25Sが356.94万円、25Tが423.90万円(FF車)だ。(編集担当:吉田恒)