2017年6月に起きた煽り運転トラブルに関連する事故で危険運転というものがにわかに話題となり、その後自己防衛のためドライブレコーダーの売れ行きが伸びているという。自動車運転中のトラブルには煽り運転の他にも様々な者が考えられるが、トラブルはやはり道路が混雑しているときに生じやすいであろう。これから夏休みに入り車で遠出する者も増える。お盆には帰省ラッシュで道路の混雑が起こり様々なトラブルが予想される。
旅行関連サービスのエアトリが20代~70代の男女772名を対象に「夏休みの自動車トラブル」に関する調査を7月の上旬に実施、その集計結果を22日に公表している。
調査結果によれば、サンプルとなった者の運転頻度については「週2~3回以上」が59.7%と約6割で最も多くなっている。この他「週に1回」が10.0%、「月に2~3回」が6.6%、「月に1回以下」が14.1%、「全く運転しない」が9.6%となっている。
運転をすると答えた698名に「運転の自信はあるか」と尋ねたところ、「非常にある」が11.5%、「ややある」23.4%で両者を合わせると34.9%が「自信がある」と答えている。「普通」と答えた者は半数超えの51.3%で最も多くなっている。「あまりない」は9.9%、「全くない」は4.0%で両者を合わせると「自信なし」は13.9%となる。
「今まで運転中に自動車事故を起こした、巻き込まれたこ経験はあるか」という問いに対しては、「事故を起こした経験あり」は運転に「自信あり」と答えた者で21.8%、一方「自信なし」は15.5%となった。「事故に巻き込まれた経験」については「自信あり」で18.9%に対し「自信なし」は15.5%となっている。「事故を起こした・巻き込まれた双方の経験」の双方を合わせると、「自信あり」では35.0%、「自信なし」が21.6%で、「自信あり」と答えた者の方が事故の遭遇率は10ポイント以上高くなっている。
事故を起こした場所は「一般道」が最も多く9割を超えている。「運転中にイラっとしたことがあるか」という問いには90.0%が「ある」と答えており、「他人から受けた迷惑行為」では「急な車線変更・割り込み」が69.9%で最多となっている。
レポートでは「運転への自信から車間を詰めすぎてしまったり、注意を怠ってしまうことにより事故を起こしたり、巻き込まれてしまっていることが想定される」と指摘している。(編集担当:久保田雄城)