「旭日旗」持ち込みに正式に異議唱える

2019年09月15日 10:26

 聯合ニュースは12日、東京都内で開かれた2020年東京パラリンピック選手団長会議の本会議で韓国の大韓障害者体育会が競技会場への「旭日旗」持ち込みに正式に異議を唱えたと報じた。

 同体育会は「旭日旗は第2次世界大戦当時、アジア侵略に使用された日本軍の旗であり、多くの国に歴史の傷を思い起こさせるシンボルだと伝えた」としている。

 本会議には約100か国・地域の国内のパラリンピック委員会代表ら200人が出席していた。多くの国に歴史の傷を思い起こさせるシンボルとの発言趣旨に中国代表も支持する発言をしたという。

 旭日旗の競技場への持ち込みについては韓国の文化体育観光部が国際オリンピック委員会会長あてに東京五輪・パラリンピックでの競技場への持ち込みを禁止するよう、旭日旗使用の不当性を説明して要請している。

 要請理由では日本のアジア侵略戦争時に日本軍が使用した旗であり、今も、極右団体が外国人に対する差別・憎悪を煽る集会などで使用していることをあげ「旭日旗は歴史の傷を想起させる明白な政治的シンボル」と訴えている。

 国際大会においては旭日旗を使用する側でなく、使用される側が「政治的シンボル」と感じるのであれば排除する対応が賢明だ。禁止事例では、すでに国際サッカー連盟が旭日旗の使用を禁止している。(編集担当:森高龍二)