初代「マツダロードスター」、「日本自動車殿堂歴史遺産車」に選定

2019年11月13日 06:50

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1989年にデビューしたマツダ製2座オープンスポーツである初代「ロードスター」

 マツダ・ブランドを象徴するライトウェイト2座オープンスポーツの初代「マツダロードスター」(発売当時の正式名称はユーノス・ロードスター)が、「2019年 日本自動車殿堂歴史遺産車」(JAHFA)に選定されたと発表した。

 マツダ車が「日本自動車殿堂歴史遺産車」に選定されたのは、2003年に世界初の量産ロータリーエンジン搭載車だったコスモスポーツに続いて、今回が2度目となる。

 「日本自動車殿堂 歴史遺産車」とは、日本の自動車史に優れた足跡を残した名車を選定し、日本自動車殿堂に登録し、永く伝承するもの。このたびの選定にあたり、「4代にわたって変わらないコンセプト」「累計生産台数100万台を超え、世界記録を更新し続けている」こと、そして「魅力的なスタイリング、クルマを操る楽しさを提供し、日本の技術水準の高さを世界に知らしめた」ことが評価された。表彰式は2019年11月15日に学士会館(東京都千代田区)にて行なわれる。

 ロードスターは、1989年の発売以来、30年にわたって、人馬一体の走りがもたらす、ライトウェイトスポーツカー特有の「Fun(楽しさ)」を一貫して提供し続けている。国や文化、世代を超えた多くのユーザーの支持を得て、これまでの累計生産台数は100万台を超えている。日本だけでなく、「2人乗り小型オープンスポーツカー」生産累計世界一のギネス世界記録をはじめ、世界の国々でもを超える賞を受賞してきた。2015年に発表した4代目ロードスターは、「2015-2016 日本カー・オブ・ザ・イヤー」、2016年「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」をダブル受賞するなど、高い評価を獲得してきた。

「2019年 日本自動車殿堂歴史遺産車」に選定されたクルマは、三菱A型(三菱甲型)(1918年)、いすゞエルフTL151型(1959年)の四輪車のほか、1987年から生産する2輪車でヤマハ・スポーツSR400が選ばれた。(編集担当:吉田恒)