「外出控えて!」記者会見で総理が切実な訴え

2020年04月19日 08:50

 安倍晋三総理は17日夕からの記者会見で新型コロナウイルス感染症のリスクの中で対応している医師、看護師ら医療関係者らに感謝の意を表するとともに処遇改善に診療報酬を倍増すると述べた。また感染防止のために、すべての国民が人との接触を最低でも7割、極力8割削減するとの目標に向け努めてほしいと外出自粛への協力を改めて強く呼び掛けた。

 安倍総理は「東京都では本日、200人を超える過去最大の感染者の報告があった。大変厳しい状況にある」と述べ「接触を最低でも7割、極力8割削減しなければ、大きく感染者数を減らすことはできない」と訴えた。削減実現が「医療現場を守り、多くの命を守ることになる」と強調した。

 安倍総理は「新型コロナウイルス感染症を乗り切るためには、なによりも国民の皆様との一体感が大切だ」とし「その思いで、全国すべての国民の皆様を対象に一律に、1人当たり10万円の給付を行うことを決断した。現金給付の総額は14兆円を上回る規模になる」と述べた。

 また総理は感染リスクを避けるため「10万円給付の手続きは市町村窓口ではなく、郵送やオンラインによることにしたいと考えている」と述べた。(編集担当:森高龍二)