GoToトラベルやめて、GoTo-PCRを

2020年07月28日 06:12

 日本共産党の志位和夫委員長は「GoToトラベル」やめて、「GoTo-PCR」に切り替えましょう!とツイッターで呼び掛けている。

 茨城県の大井川和彦知事が新型コロナへの感染者が増え続けている東京での状況に『GoToトラベルじゃなくてGoTo―PCRの仕組みを作れるといいんじゃないか』と発言したのに同調したもの。

 志位氏は「(大井川知事提案に)その通りです。感染が急増している地域を明らかにし、住民全体を対象に、大規模検査を行うこと。いま感染拡大を抑えるにはこれが肝」と提案している。

 志位氏は「日本の人口比のPCR検査実施数は世界215国・地域等のうち159位。バングラデシュ、ウガンダ、セネガルの下位に位置する。実施能力が足らないという言い訳は通らない。要はやる気。本気になれば抜本的拡充は可能」と提起。

 また「区市町村ごとにデータ(新規感染者だけでなく、検査数、陽性率も)を開示し、どこが感染急拡大地域なのかを明らかにすべき。感染急拡大地域に対し、感染拡大抑止を目的に住民・事業者全体を対象にPCR検査を行うべき」と求めている。

 志位氏は「感染再拡大も、政治リーダーが科学的知見にもとづいて行動し、国民に説明をつくせば、打開できる」としたうえで「いま日本で何が危機かといって、首相がその当たり前の責任を放棄している以上の危機はない。やる気がないなら、政権を返上せよ」と総理としての責任を果たすよう強く求めている。(編集担当:森高龍二)