石破、菅、岸田の3氏が立候補 14日投開票

2020年09月09日 06:51

 事実上の総理選挙となる自民党の総裁選挙が8日告示され、石破茂元幹事長、菅義偉官房長官、岸田文雄政調会長(届け出順)の3氏による三つ巴戦になった。14日投開票され、当日、新総裁が決まる。

 今回選挙は衆参両院議員394人(394票)と都道府県の各代表3人(141票)による投票で、新総裁が決まる。党員投票による通常選挙は安倍晋三総理の急な辞任表明を受けてのものだ、などとして行わない。このため事実上「派閥主導の選挙」になり、国会議員数で過半数を大きく超える支持を得ている菅氏が優位に立っている。

 石破氏は「納得と共感」を軸とした政治を掲げ、内需主導の経済に取り組む考えを示している。菅氏は「自助・共助・公助」との考えのもと、安倍政権の継承を打ち出している。岸田氏は「分断から協調へ」を柱に最低賃金引上げなど格差是正を図り、経済再生へ取り組み考えを示している。(編集担当:森高龍二)