民主党のジョー・バイデン氏が第46代米国大統領に20日就任した。立憲民主党の枝野幸男代表は21日「党を代表して心からの敬意と祝意を表したい」とする期待を込めた談話を発表。
枝野氏は「バイデン大統領が公約で示されたように、全世界的なコロナの克服をはじめ、多国間協調主義のもと、連携を重んじ、パリ協定への復帰を含む環境危機への積極的な取り組み、軍備管理の強化などが大きく前進することを期待しています」と期待を示した。
また「立憲民主党は民主党政権当時、閣僚等を務めた経験豊富な多くの国会議員で構成されている。当時のオバマ大統領、バイデン副大統領、クリントン国務長官などとの緊密な協力関係に心より感謝しています」と謝意を示したうえで「近い将来、コロナ禍の国際社会が直面する課題や将来的なビジョン、日米関係の課題の解決とさらなる発展などについて、意見交換できる機会が訪れますよう願っております」と意見交換したい考えも示している。
日本共産党の志位和夫委員長は「バイデン米大統領が就任初日から、パリ協定、WHO復帰など気候変動問題や新型コロナ対策で国際協調を強化する方針に着手したことに注目する」とツイッターで発信。「新大統領が米国の分断と対立をどのように克服するか注視したい」としている。また「対等・平等の日米関係を築くために引き続き奮闘する」考えも示した。(編集担当:森高龍二)