ステイホームで「物忘れ」と「認知症への不安」が急増中。その原因は「脳の疲れ」にあった? 

2021年10月10日 08:30

画・コロナ・リストラ再加速。既に昨年の2倍超。赤字リストラが増加。外食で急増。

 昨年から続く、新型コロナウイルスのパンデミック。第5波の緊急事態宣言がようやく解除されたとは言うものの、まだまだ不安な毎日が続いている。

 昨年から続く、新型コロナウイルスのパンデミック。第5波の緊急事態宣言がようやく解除されたとは言うものの、まだまだ不安な毎日が続いている。

 そんな中、株式会社山田養蜂場が全国の30歳以上男女3391名を対象に健康に関する意識調査「ステイホームの健康意識調査 2021年」を実施した。同調査は2019年から、同社が顧客の生活や健康意識の現状を知るために実施しているものだが、今年はとくに、コロナ禍の自粛生活やリモートワークなどによる影響が随所に伺える結果が報告されている。

 同調査では、「将来の健康不安について」という設問に対し、3年連続で「物忘れ・認知機能の低下」という回答が第1位となった。その中でも、「現在、認知機能の悩みがある」と回答した人は60歳以上で27.8%。昨年どの調査結果からから6.6%も上昇しており、同社ではステイホームなどが影響しているとみている。また、60歳以上のシニア世代だけでなく、働き世代である40~50代のどちらの世代においても、2人に1人が自身の将来の認知機能に対して不安を抱えていることが明らかになったという。

 では、どんな時に認知機能に不安を抱くのかといえば、「人の名前が思い出せなくなった」という回答がどの年代でも最も多く58%を占めている。また、認知機能の悩みがある人について、「自宅以外での運動」が減少した人とそうでない人で比較すると、自宅以外での運動が減少した人の方が認知機能の悩みを持つ割合が高まっていることが明らかとなった。さらに、「アフターコロナを見据えた対策として取り組みたいこと」の第1位は49%を占めた「脳の健康対策」だった。

 実際、昨年から今年にかけて、病院やクリニックの「もの忘れ外来」に訪れる40代から60代人たちが増えているという。また、コロナ禍で慢性化しているストレス生活と運動不足などの影響で、生活習慣が乱れ、高血圧症、糖尿病、脂質異常症などを発症、悪化することも懸念されており、脳卒中などを併発するおそれも指摘されている。もちろんこれは、高齢者だけの問題ではない。在宅勤務などで大きな生活の変化を余儀なくされている働き世代や、若い世代でも同様だ。コロナ禍では感染防止こともさることながら、脳のケアも最重要事項の一つなのだ。

 脳を健康に保ち、認知力を保つためにはどうすればいいのだろうか。どうしても運動不足になりがちなコロナ禍では、せめて睡眠と食事には注意したい。

 夜更かしを控えて規則正しい生活を送り、睡眠の質を高める。また、自粛生活ではどうしてもパソコンやスマホの画面と向かい合う時間が増えてしまうが、これも就寝前の2時間くらいはなるべく控える。それだけでも、随分、眠りの質が好転し、メンタルの疲れも軽減されるはずだ。

 食事面では、とくに気をつけたいのが朝食だ。時間のないことやダイエットなどを理由に、とくに若い世代で朝食は摂らないという人も多いが、これは身体だけでなく、脳にとって大きなストレスになる。逆に朝食をしっかりとることで、記憶力や認知力の維持、向上につながる。

 また、サプリメントや健康食品などでサポートするのもおすすめだ。

 例えば、前述の山田養蜂場では、アルツハイマー型認知症研究の権威であり、アルツハイマー病および軽度認知障害(MCI)の画期的な治療法として注目されている「リコード法」の提唱者であるデール・ブレデセン博士の監修のもと、プロポリスエキスやイチョウ葉由来フラボノイド配糖体などを含む5つの機能性関与成分を独自配合した機能性表示食品「ノンアルツBee」を開発、販売している。

 同製品は、臨床試験によって、記憶力、注意力、集中力、判断力の4つの認知機能への有用性が確認されているスグレモノだ。「集中力」についての機能性表示食品は日本で初めてのものだ※。認知機能に不安を感じている人だけでなく、日常の脳ケアとして飲用する人も増えているという。

 認知症だけでなく、漠然とした不安感や倦怠感、やる気が起きないといった症状も、脳の疲れによるところが大きいと考えられる。コロナ時代を乗り切るためにも、感染予防とともに、脳のケアもしっかりと考えたいものだ。(※消費者庁「機能性表示食品データベース」(2021年5月時点)(編集担当:藤原伊織)