金子恭之総務大臣は12日の記者会見で、マイナンバーカードの一層の普及に向けて、規模の大きい自治体にあるショッピングセンターなど、人の集まりやすい場所で臨時のカード申請受付窓口を設置する「マイナンバーカードの申請受付キャンペーン」を展開するとした。
金子大臣は「各自治体と連携の上、総務省が主体になり取り組んでいくものだ」とし「500か所程度の設置を目指して調整している」と述べた。
金子大臣は「より多くのカード申請機会を提供することを目的としている。この事業で1人でも多くの方にカード申請をしていただけることを期待している」と成果に期待した。
政府は今年度末までにほぼ全国民にマイナンバーカードを行き渡らせるとの目標を掲げているが、カードの交付枚数は今年1月末で5284万枚にとどまっている。
政府は交付申請すれば5000ポイント、健康保険証と紐づけで7500ポイント、銀行口座と紐づけで7500ポイントと計2万ポイント(2万円に相当)の交付を行うとして、申請を促している。しかし、カードがなくても生活に困らない。個人情報の漏洩が心配、不正使用への懸念含め、政府への信頼度のなさも影響している。(編集担当:森高龍二)