防衛費の相当額の増額、中身問う必要ある 泉氏

2022年05月26日 06:15

 立憲民主党の泉健太代表は24日の党常任幹事会で、日米首脳会談で岸田文雄総理が「防衛費の相当の額の増額」を表明したことに触れ「何を増額するのか、何にいくらかかるのか、全く不透明だ」とし「われわれは『着実な安全保障』と言っている。真に必要な防衛力の積み上げで予算は考えられるべきだ」として、額の内容に関して「現実的な必要性を問う」と語った。

 泉代表は日米首脳会談、日米豪印首脳会合が日本で行われたことを踏まえて「わが国も世界の中で、日本の果たす役割、特に日本とアメリカは同盟関係にあるということで、日米が協力して世界に貢献していく、アジアの安定のために力を尽くしていくというのは当然のことであり、バイデン大統領の来日を歓迎したい」とした。

 そのうえで「気をつけなければいけないのは、国民に対して誠実な説明がなければいけない。バイデン米大統領に約束することがいくつもあったが、国民には何を約束されたのかが伝わっていない」と提起した。(編集担当:森高龍二)