国葬「最終的には総理の判断と思う」岸防衛相

2022年07月22日 06:59

 岸信夫防衛大臣は21日までの記者会見で、選挙遊説での奈良市内での応援演説中に銃殺された安倍晋三元総理の『国葬』について、賛否両論あることに「様々な意見があることは承知しています。最終的には総理の判断ということになると思います」と総理の判断によるとした。

 岸防衛大臣は「親族としては名誉なこと」との受け止めを示した。また「国葬という形をとって行われるという事ですが、粛々と行うということだと思います」と私情を挟まずに語った。

 岸田文雄総理は9月27日(火曜日)に都内の日本武道館を式場に国の儀式として執り行いたい意向。近く閣議決定するとされている。

 松野博一官房長官は20日の記者会見で「国葬儀は儀式として行われるもので、戦前の『国葬令に基づく国葬』のように、国民一般に喪に服することを求めるものではない」とし、喪に服するかどうか個々人の自由とした。

 一方、官公庁で当日、半旗を掲げる予定は、との記者団の問いには「当日の対応等について、現時点で決まっているものはない」と答え、慎重な姿勢を示した。(編集担当:森高龍二)