野党第1党の立憲民主党・野田佳彦代表は自民維新での連立政権樹立への合意を受け「自民党との綱引きに敗れたことは残念」としたうえで「むしろ明確に中道路線を打ち出していける環境が整った」とし、新政権に対し「中道・包摂・共生を掲げ、次の選挙ではこうした対立軸を明確にして戦っていく」とした。
野田氏は高市早苗自民総裁の経済政策について「アベノミクスの継承者。積極財政は間違いなくインフレを助長。日銀に一定の圧力をかける金融政策は安定を阻み、円安と物価高をさらに助長する」と警告。「経済政策の違いも明確にしていく」考えを示した。
また「自民党の抗争で政治空白が長引き、物価高対策が放置された。まず物価高対策を早急に講ずることが最優先」と強調した。
また議員定数削減については「賛成の方向だが、まずは政治とカネの問題をしっかりやることが大事。ここまで煮詰まってきているときに放置するものではない」とした。(編集担当:森高龍二)