今回のニュースのポイント
財務省が発表した2026年5月の貿易統計速報によると、輸出額は半導体等電子部品や自動車の牽引により前年同月比17.0%増の9兆5,116億円と、9カ月連続で5月として過去最高を更新しました 。一方、輸入額も12.5%増の9兆8,902億円と過去最高へ膨張し、差し引きでは3,786億円と4カ月ぶりの貿易赤字を記録しました 。大幅な円安基調を背景に輸出入ともに金額が押し上げられたものの、輸入コストの増加が重なり、外需の好調さが貿易黒字に直結しにくい構造が浮き彫りとなっています 。
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財務省が17日に発表した2026年5月の貿易統計速報によると、輸出額は前年同月比17.0%増の9兆5,116億円となり、9カ月連続で増加しました 。一方、輸入額も12.5%増の9兆8,902億円と4カ月連続で増加し、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は3,786億円の赤字となりました 。貿易赤字を記録するのは4カ月ぶりとなります 。
品目別で見ると、輸出では半導体等電子部品が前年同月比61.2%増と急伸したほか、自動車や非鉄金属などが全体を大きくけん引しました 。輸出の数量指数も0.5%増となり、3カ月連続のプラスを維持しています 。これに対し、輸入では通信機や半導体等電子部品、非鉄金属鉱などが増加した一方、原油などのエネルギー資源は減少となりました 。
地域別の貿易動向では、主要市場であるアジア向け輸出が前年同月比19.5%増、米国向けが12.5%増、EU向けも14.5%増と、いずれも好調な推移が続いています 。一方、中国向け輸出は17.9%増となったものの、通信機などの輸入増もあり、対中貿易赤字は6,497億円となりました 。
足元の為替レートは1ドル=158.29円と、前年同月に比べて10.0%の大幅な円安水準でした 。この円安基調が輸出金額を大きく押し上げる要因となった結果、輸出額・輸入額ともに5月としては過去最高を更新しています 。しかし、外需が好調でも円安による輸入コストの増加が重なり、貿易黒字には直結しにくい日本経済の構造が浮き彫りとなる結果になりました。 (編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)













