すかいらーくHD、中間期営業利益20.9%増 既存店売上106.4%、通期予想を上方修正

2026年08月13日 15:51

今回のニュースのポイント

すかいらーくホールディングスが13日発表した2026年12月期第2四半期(中間期)の連結決算は、売上収益が前年同期比9.7%増、営業利益が20.9%増となり、増収・増益を達成しました。客数と客単価がともに伸び、既存店売上高は前年同期比106.4%となりました。消費者の「節約志向」と「体験価値重視」という二極化に対応した施策が奏功しました。原材料高や人件費などのコスト上昇が続く一方、増収などを背景に利益成長を確保しました。同社は通期営業利益予想を350億円へ上方修正し、年間配当予想も前期の22円から27円へ引き上げました。

本文
 すかいらーくホールディングスが13日発表した2026年12月期第2四半期(中間期)の連結決算(2026年1月1日〜6月30日)は、売上収益が前年同期比9.7%増の2424億5700万円、営業利益が20.9%増の168億5700万円となりました。事業利益は13.4%増の169億5900万円、税引前利益は20.0%増の146億5400万円、親会社の所有者に帰属する中間利益は29.2%増の101億8100万円でした。EBITDAも前年同期比12.1%増の436億9900万円となり、売上収益の伸びを上回る利益成長となりました。

 既存店売上高は前年同期比106.4%(6.4%増)と堅調に推移しました。会社側によると、客数および客単価がともに上昇しました。背景として、消費者の「節約志向」と「体験価値重視」という消費スタイルの二極化に対応し、低価格帯の小皿料理の拡充、有名シェフや人気キャラクター(IP)とのコラボレーション、季節メニューの展開、SNSやメディアを活用した情報発信などを推進したことが奏功したとしています。

 一方、コスト環境においては原材料価格の高騰が続きました。店舗での食材ロス抑制や原価低減プロジェクトを進めたものの、売上総利益率は66.6%と前年同期比で0.2ポイント低下しました。また、出店や業態転換に伴う人件費増などにより販売費及び一般管理費は1444億1300万円(前年同期比117億6700万円増)に膨らみました。こうしたコスト増がある一方、増収などを背景に営業利益は前年同期比20.9%増となりました。

 成長投資の面では、中間期に「しゃぶ葉」や「ガスト」を中心に新規出店21店舗、「資さんうどん」を中心とする業態転換26店舗、既存店改装113店舗を実施しました。さらに、「しんぱち」「越後屋」を展開する株式会社しんぱちの連結子会社化に伴い、新たに109店舗がグループへ加わりました。海外では台湾での「資さんうどん」初出店やマレーシアでの出店を進めています。中間期末時点のグループ店舗数は3214店舗となりました。

 同社は2026年12月期(通期)の連結業績予想を上方修正しました。売上収益を5000億円(前期比9.2%増、前回予想から引き上げ)、営業利益を350億円(前期比16.8%増)、事業利益を370億円(前期比12.2%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益を205億円(前期比22.4%増)へそれぞれ増額見直しを行いました。中間期営業利益(168億5700万円)の通期予想に対する進捗率は約48.2%となります。

 業績予想の上方修正に伴い、株主還元も強化します。2026年12月期の期末配当予想を17円(従来予想から増額)とし、中間配当10円と合わせた年間配当予想を27円へ引き上げました。前期実績(年間22円)から5円の増配となる見通しです。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)