カナダ・サスカチュワン州北部のアサバスカ盆地地域とAuroraウランプロジェクトの位置を示すイメージ。Traction Uraniumは同プロジェクトで40年以上ぶりとなるダイヤモンド掘削を開始し、4~6孔、合計約800メートルの掘削を計画している(画像はイメージ)
今回のニュースのポイント
カナダの資源探鉱企業Traction Uraniumは9月28日、サスカチュワン州アサバスカ盆地地域のAuroraウランプロジェクトにおいてダイヤモンド掘削を開始したと発表しました。計画は4〜6孔で合計約800メートル。最新の航空物理探査などで特定された浅部の導電性異常を対象に掘削を行い、ウラン鉱化の有無を検証します。同社CEOによると、同鉱区での掘削作業は40年以上ぶりとなります。Tractionは915万カナダドルの探鉱費拠出などを条件に、プロジェクトの最大80%の権益を取得できるオプション権を保有しています。
本文
カナダのウラン探鉱企業Traction Uraniumは9月28日、同国サスカチュワン州のアサバスカ盆地地域に位置する「Auroraウランプロジェクト」において、ダイヤモンド掘削作業に着手したと発表しました。掘削作業は同鉱区の所有者兼オペレーターであるCosa Resourcesが担当し、費用はTractionが全額を負担します。今回のプログラムでは4〜6孔、合計約800メートルの掘削を予定しています。Tractionのジャレッド・スーチャンCEOによると、Aurora鉱区において掘削が実施されるのは40年以上ぶりとなります。
今回の掘削では、Cosaが2024年に実施したVTEM航空電磁探査によって確認された導電性異常のほか、重力・磁気データや2026年7月に完了した高解像度磁気・放射線探査のデータを組み合わせて選定されたA1、A2、A4、A5の4区域を対象とします。4つのターゲット区域のうち3区域には、ウランを含む供給源を反映していると同社が解釈する放射線異常が関連しています。今回の掘削は、これら地表に近い導電性ターゲットを直接掘削し、実際のウラン鉱化の有無を調べる初期探鉱段階に位置付けられます。
Tractionは、2026年2月10日付で締結したオプション契約に基づき、総額915万カナダドルの探鉱費を拠出し、規定の現金および株式の支払いを完了することを条件として、Auroraプロジェクトの最大80%の権益を取得することができます。今回の約800メートルの掘削は、この権益取得条件に向けた探鉱活動の一環となります。
なお、同社は今回の掘削作業について、ウラン鉱化が捕捉されないリスクや、確認されている導電性・放射線異常がウランを含む供給源に起因しない可能性などの不確実性が存在するとしています。カナダのウラン探鉱地域であるアサバスカ盆地地域において、40年以上ぶりとなる掘削で、最新の探査データを基に選定したターゲットの検証が進められます。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)













