SBS、三菱ケミカル物流を買収 子会社4社も傘下、化学品・危険品物流を強化

2026年09月29日 09:38

今回のニュースのポイント

SBSホールディングスは9月28日、三菱ケミカルが保有する三菱ケミカル物流の全株式を取得することで合意し、同日、株式譲渡契約を締結したと発表しました。必要な手続きを経て、2027年4月1日の株式譲受完了を目指します。今回の買収に伴い、三菱ケミカル物流と同社の子会社4社が新たにSBSグループへ加わります。三菱ケミカル物流は危険物・毒劇物や高圧ガスなどの化学品・危険品物流に強みを持っており、SBSは専門性の高い物流領域を取り込み、総合物流サービスを拡充する方針です。

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 総合物流大手のSBSホールディングスは9月28日、三菱ケミカルとの間で、同社が100%保有する三菱ケミカル物流の全株式を譲り受けることで合意し、同日付で株式譲渡契約を締結したと発表しました。今後は必要な手続きを経た上で、2027年4月1日の株式譲受完了を目指します。今回のM&Aにより、三菱ケミカル物流本体に加えて同社の子会社4社がSBSグループに新たに加入することとなります。

 三菱ケミカル物流は1956年設立で、資本金は15億円。化学品・危険品を扱う物流企業として、危険物・毒劇物や高圧ガスをはじめとする多種多様な製品を輸送するノウハウを有しています。同社の事業領域は、貨物自動車運送、海運、港湾運送、貨物利用運送、倉庫・通関などの総合物流事業のほか、3PL事業、物流関連機器の製造・販売・賃貸、石油製品や化学製品の製造・販売・輸出入事業など多岐にわたります。

 SBSホールディングスは、2030年度を最終年度とする中期経営計画「Harmonized Growth 2030」において、3PLや国際物流を柱とするオーガニック成長に、M&Aによるインオーガニック成長を組み合わせる成長戦略を掲げており、今回の株式譲受もこの一環と位置付けられます。SBSグループの2025年12月期連結売上高は4903億円、連結従業員数は2万6316人(うち正社員1万315人)規模となっています。

 SBSは発表の中で、昨今における物流リソースの確保が業界全体の課題になっていると説明した上で、同社が持つノウハウやリソースを評価しています。買収後も三菱ケミカル物流は三菱ケミカルグループおよびその主要取引先との良好な関係を維持しつつ、SBSグループのインフラやノウハウを共有し、協業によるシナジーを追求する方針です。また、現在の同社社長は留任し、事業運営の継続性を保ちながらグループ内での一体化を進めます。

 食品から超重量物まで幅広い商品を扱い、路線・即日配送や物流施設開発など多様な物流領域を持つSBSグループは、高度な取り扱いノウハウが求められる化学品・危険品物流をグループへ迎えることで、より付加価値の高い総合的な物流サービスを提供する体制を整えていきます。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)