キャタピラー、米ノースカロライナ州に10億ドル投資 建機の生産能力を拡大

2026年10月02日 10:55

キャタピラー

米国とノースカロライナ州の位置を示したイメージ。キャタピラーは同州で製造能力を拡大するため約10億ドルを投じ、サンフォードに新たな製造施設を設ける計画だ(画像はイメージ)

今回のニュースのポイント

建設機械大手の米キャタピラー(Caterpillar)は9月30日、米ノースカロライナ州で約10億ドルを投じて製造能力を拡大する計画を発表しました。同投資の一環としてサンフォードに新たな製造施設を設ける計画で、成長するCat Compact事業のコンパクトトラックローダーおよびテレハンドラーの生産能力を拡大します。今回の投資は単なる供給能力の増強にとどまらず、先進製造技術や自動化、デジタル生産システム、統合物流などを導入した製造環境を構築し、高度製造分野における技能開発やキャリア機会の創出にも繋げる計画です。

本文
 建設機械大手の米キャタピラー(Caterpillar)は9月30日、米ノースカロライナ州において製造能力を拡大するため、約10億ドルを投じる計画を発表しました。

 今回の投資は、コンパクト機器の需要増加に対応するものです。キャタピラーは本投資の一環として同州サンフォードに新たな製造施設を設ける計画を立てており、建設、造園、農業、資材搬送(マテリアルハンドリング)など幅広い用途で使用されるコンパクト機器の生産能力向上を目指します。

 対象となる主な製品は、「コンパクトトラックローダー」と「テレハンドラー」の2種類です。いずれも建設、造園、農業、資材搬送など幅広い用途で使用されています。キャタピラーは本投資を通じ、顧客が住宅やインフラ、各種地域社会の建設を進める上で必要な機械へのアクセスを高めることを目的としています。

 今回の設備投資は、生産能力の拡大とあわせて、先進的な技術を取り入れた、より接続性と効率性の高い製造環境を構築する計画です。サンフォードの新たな製造施設には、先進製造技術をはじめ、自動化、デジタル生産システム、統合物流(インテグレーテッド・ロジスティクス)が導入される予定です。

 投資先にノースカロライナ州サンフォードが選定された理由として、キャタピラーは同州における長年の事業基盤に加え、地域の労働力、ならびにサンフォードに既存の製造技術や事業拠点を備えている点を挙げています。

 人材面では、高度製造分野でのキャリア機会を創出するとともに、自動化、ロボティクス、デジタル製造、高度生産システムなどの分野で従業員の技能開発を進めるとしています。

 今回の約10億ドルにおよぶ投資計画は、伸長するコンパクト機器市場に対応する生産能力増強であると同時に、自動化やデジタル技術を取り入れた製造環境の構築を意味します。キャタピラーはノースカロライナ州で生産能力を拡大するとともに、先進製造技術を取り入れた生産体制を構築し、コンパクト機器の供給能力を強化する計画です。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)