百貨店「三越」の外観。プラネットが実施した3,000人への意識調査では、58.2%が「気に入った付加価値のある商品は、高価でも購入したい」と回答した。一方、日用品では価格の安さやプライベートブランドを選ぶ回答もみられ、商品ごとに購入基準が異なる傾向が示された。(写真は資料画像)
今回のニュースのポイント
株式会社プラネットの調査(3,000人回答)によると、物価高が続く中でも「気に入った付加価値のある商品は高くても購入したい」と答えた人が58.2%に上ることが分かりました。また「使い慣れた商品を使い続けたい」人も83.7%に達しています。一方で、日用品の品目によって「お気に入りの継続購入」と「安さやプライベートブランド(PB)の選択」を使い分けるメリハリ消費の傾向が鮮明となっています。
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日用品や生活必需品の値上がりが長期化する中、消費者の購買行動は一律の節約志向にとどまらず、商品ごとの価値や使い心地に応じて価格への姿勢を変える「メリハリ消費」の様相を強めています。株式会社プラネットが10月7日に公表した調査報告書『生活と買い物・消費への意識と行動の変化 2026』からは、価格上昇を受け入れつつも特定の価値を重視する消費者の意識が浮き彫りとなりました。
本調査は、全国の18歳以上の男女3,000人(18〜29歳から70代以上までの各年代・男女各250人ずつに均等割り付け)を対象に、2026年7月31日から8月4日にかけてインターネット上で実施されたものです。
調査結果によると、「自分が気に入った付加価値のある商品は、高価でも購入したい」という設問に対し、「そう思う」および「ややそう思う」と答えた割合は計58.2%に達しました。特に男性18~29歳(64.4%)や女性30代(61.6%)で肯定的な回答が高水準となっています。また、「使い慣れた商品を、これからも使い続けたい」との問いには83.7%が肯定して回答しており、単に安さだけを求めるのではなく、商品への愛着や使用感の信頼性を重視する姿勢がうかがえます。
こうした価格と価値のバランスを考慮する姿勢は、商品別の「お金のかけ方」にも顕著に表れています。高価格でも素材や効果、ブランドにこだわる割合は、ベビー用品・粉ミルク・ベビーフードで32.3%(回答者254人)、ベビー用紙おむつで28.2%(同280人)となっており、品目によって重視する基準に違いがみられます。例えば、オーラルケア用品のうち歯ブラシ・歯間ブラシ・フロスなどでは、該当する回答者2,712人の58.9%が「お気に入りのメーカーや商品を継続して買う」と回答しました。これは高価格品を選ぶ割合ではなく、使い慣れた商品を継続する意向を示しています。
一方、商品によっては、価格の安さやPBを選ぶ回答も一定の割合を占めています。化粧小物(爪切り、メイクブラシ、カミソリなど)では、回答者2,334人の38.4%が「品質がそこそこなら、一番安いものやPB(プライベートブランド)を買う」と回答しました。ストッキング・加圧ソックスなどでも、回答者1,038人の32.0%が同じ選択肢を選んでいます。
買い物の事前プロセスにおいても、選択の精度を高める行動が定着しています。購入前に「価格を含め情報を徹底的に調べている」との回答は62.1%に上りました。調査結果からは、回答者が商品ごとに価格や品質、使い慣れた商品の継続などを考慮している様子がうかがえます。ただし、これらは意識調査に基づく結果であり、実際の購入金額や市場全体の販売動向を示すものではありません。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)













