「復刻堂シリーズ」ヒーローズ缶から「ゴレンジャー」が登場

2011年02月14日 11:00

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2月28日に登場するヒーローズ缶。(写真左から)『復刻堂 大果汁バトルウルトラウォーター』、『復刻堂 秘密炭酸ゴレンジャー』、『復刻堂 仮面サイダー』。各350ml(ウルトラウォーターは350g)で希望小売価格100円(税込)となる。

 ダイドードリンコ<2590>の「復刻堂シリーズ」ヒーローズ缶から、人気の「ウルトラシリーズ」、「仮面ライダーシリーズ」に加え、「ゴレンジャーシリーズ」が2月28日に発売される。

 2004年3月から発売されている同社の「復刻堂シリーズ」は飲料の原点に立ち返り、「おいし」「なつかし」「あたらし」を基本コンセプトとして、ボトルや缶に視覚的な要素を加え、「楽しさ」や「おいしさ」を感覚的に追求する商品として誕生した人気シリーズ。これまでにも、『フルーツオレ』や『リボンシトロン』、『森永ミルクココア』など様々な飲料をヒットさせてきた。

 その中でもとりわけ人気が高く、現在もシリーズ化され、マニア達も認めるのがヒーローズ缶だ。2009年にその第1弾として発売された『ウルトラサイダー』は、円谷プロのウルトラシリーズとコラボレートし、缶にウルトラヒーローの特徴的なボディがデザインされた斬新さと、どのヒーローが出てくるのか分からない面白さが話題を呼び、ヒット商品になった。その後も円谷プロとのコラボは『ウルトラコーラ』、『ウルトラ大怪獣レモネード』とカテゴリーを増やし、新商品を投入し続けている。また、このヒーローズ缶では2010年の2月に待望の「仮面ライダーシリーズ」(石森プロ、東映とのコラボ)が発売され、こちらもあっという間に人気シリーズとなった。

 そして、2月28日に新しく登場するヒーローズ缶には人気の2大ヒーローに、初の戦隊ものとして人気を博した「秘密戦隊ゴレンジャー」のシリーズ、『復刻堂 秘密炭酸ゴレンジャー』が石森プロ、東映とのコラボレート商品として加わることになった。この「ゴレンジャーシリーズ」のパッケージデザインはゴレンジャーの各フェイスと黒十字軍の怪人、必殺武器など9種類が用意され、また裏面には「九官鳥ゴンのなぞなぞコーナー」などがプリントされ、楽しめる仕掛けが施されている。中味は、ビタミンCが1000ミリグラム配合されたレモンスカッシュで、「戦士」と「1000・C(ビタミンC)」を掛けてあり、このシリーズの特徴にもなっている”言葉遊び”がここでも使われている。

 一方、シリーズ化されたヒーローズ缶も新商品が登場する。まず、「ウルトラシリーズ」だが、今回はネーミングも変わり『復刻堂 大果汁バトルウルトラウォーター』となった。ウルトラマン、ティガ、メビウスなどの昭和~平成のウルトラシリーズを中心に、映画公開された「ウルトラマンゼロ」のキャラクターフェイスなど9種類がラインナップされ、裏面には免許証をモチーフにしたキャラクタープロフィール、放送当時のオープニング場面をデザインした「ウルトラ懐かシアター」や「ウルトラ迷路」を掲載し、楽しめる工夫が施されている。こちらの飲料はこれまでの炭酸飲料から果汁飲料に一新され、ぶどうの天然水になった。

 「仮面ライダーシリーズ」第3弾となる『復刻堂 仮面サイダー』はファン待望の桜島1号をはじめ、ZX、ショッカー幹部怪人のボディやV3・BLACKのフェイスなど9種類のデザインが登場、裏面にはデザイン紹介及び「仮面ライダーこぼれ話」が楽しめる仕掛けとなっている。中味は昔なつかしいラムネ風味の炭酸飲料だ。

 一般ユーザーやマニアそして開発関係者がSNSやツィッターで、数多く紹介したことにより、広告宣伝費を使わずに上手くブランディングしていったヒーローズ缶は、リアル世代の父親に始まり、その子供、そして母親といった具合にオール世代に浸透していった。そして、自動販売機という中・高年男性中心の売り場に新たな顧客を開拓した功績も大きい。定価を100円(税込)にしたり、Webサイトでヒーローの世界観を演出したりと、細部にこだわった開発チームの取り組みが、ヒット商品を生み出した好例と言える。

 「ウルトラマン」誕生45周年、「仮面ライダー」誕生40周年、「スーパー戦隊シリーズ」35作品記念という3大ヒーローのアニバーサリーイヤーに新登場するヒーローズ缶は、開発チームの熱い思いを乗せて、自販機を中心に夢のコラボレーションを実現する。
(編集担当:加藤隆文)