今回のニュースのポイント
先週の東京株式市場では、11日の山の日による休場を挟み、日経平均株価が12日から14日まで3営業日連続で上昇しました。14日には一時6万9,600円まで上昇し、節目の7万円まで400円に迫りました。一方、高値では利益確定とみられる売りも出て終値は6万8,713円80銭。今週は7万円を試す展開となるか、高値圏を維持できるかが焦点となります。
■ 3営業日続伸、日経平均は6万8,700円台へ
先週の東京株式市場で、日経平均株価は上昇基調を維持しました。11日の祝日(山の日振替休日)による休場を挟み、12日から14日にかけての3営業日すべてで前日比プラスとなり、週末の終値は6万8,713円80銭に達しました。
各営業日の終値と前日比の変化をたどると、休場明けとなった12日の終値は前営業日比553円84銭高の6万7,524円06銭。翌13日は同784円53銭高の6万8,308円59銭と大きく伸ばし、14日も同405円21銭高の6万8,713円80銭で取引を終えました。
祝日前の10日にも1,363円51銭高と急伸(6万6,970円22銭)していたため、市場は休場を跨いでも買いの勢いを保ち、節目を相次いで突破する展開となりました。
■ 12~13日:6万7,000円、6万8,000円の節目を次々突破
12日の取引では、前場の段階こそ6万7,000円の大台を挟んで方向感を探る値動きが続いたものの、後場に入ると買いが優勢となり、6万7,500円台まで上値を伸ばして高値圏で大引けを迎えています。
続く13日は寄り付きから6万8,000円台に乗せてスタート。午前中に一時6万8,748円、後場にも一時6万8,784円まで水準を切り上げました。取引終盤にかけては利益確定売りに押されて伸び悩んだものの、終値でも6万8,300円台を維持しました。
節目の大台を突破しながらも大きな反落を起こさず、順調に水準を切り上げていく底堅さが示された格好です。
■ 14日は一時6万9,600円 7万円まであと400円に迫る
先週の相場の中で、今後の展開を占ううえで最も注目される値動きとなったのが14日の取引です。
寄り付きを6万8,811円で迎えた日経平均は、朝方の買い勢いに乗って9時10分に6万9,495円を突破。さらに9時40分には、この日の高値となる6万9,600円まで上昇しました。心理的な節目となる「7万円」まで、わずか400円の距離まで迫る場面となりました。
しかし、6万9,000円台半ばからは上値追いの動きが一服しました。大台達成を目前にして利益確定や戻り待ちの売りが膨らみ、前引けにかけて6万8,889円01銭まで押し戻されると、後場は6万8,500円台から6万8,800円台のレンジ内で静かな揉み合いに移行。終値は6万8,713円80銭となり、日中の高値から886円あまり値を消して取引を終える結果となりました。
■ 上昇基調は継続も「一本調子」ではない相場環境
3営業日連続で大幅高を重ねた数字だけをみれば強い一週間でしたが、細かな足取りからは相場の慎重さも覗えます。13日と14日の双方で、日中に高値をつけた後に上げ幅を縮小して大引けを迎えているためです。
買いの勢いは強い一方、節目に近づく局面では売りも確実に存在しており、7万円の大台を突破・定着できるかは、今後の買い材料や投資家の売買動向が焦点となります。
なお、週末14日の米国株式市場では、主要3指数が揃って小幅に反落しました。ダウ工業株30種平均が前日比107.58ドル安(5万3,732.41ドル)、ナスダック総合指数が同73.86ポイント安(2万6,729.16)、S&P500種株価指数が同13.23ポイント安(7,785.76)で取引を終えています。
ただし、いずれも下落率は0.3%未満の小幅安にとどまりました。週末時点では、米国株は小幅安、ドル円相場は1ドル=159円台前半となっています。
■ 今週の最大焦点:「7万円」到達なるか
17日からの東京株式市場における最大の焦点は、心理的節目である「7万円」の突破に挑む展開となるかどうかです。
14日に記録した高値(6万9,600円)からの距離はわずか400円です。週明けの市場でまず6万9,000円台を回復し、それを定着させることができるかが第一関門となります。そのうえで14日高値を更新できれば、市場参加者の意識は7万円大台の攻略へと向かうことになります。
ただし、7万円は株式市場にとって極めて大きな心理的節目であり、大台直前での達成感や過熱感から利益確定売りが出やすい水準でもあります。高値圏での売り買いの攻防が激しくなる可能性も意識されます。
■ 意識される上値・下値の水準と週明けの見通し
今週は、上値では6万9,600円から7万円、下値では6万8,000円から6万7,500円近辺が意識されそうです。
仮に高値警戒感から押し目を形成する展開となった場合、まずは先週13日に終値で突破した「6万8,000円」の大台を維持できるかが底堅さを探る目安となります。もし6万8,000円を割り込んだ場合には、12日終値の水準である「6万7,500円」近辺までが、押し目買いが入るかどうかの攻防ラインとして意識されることになります。
17日の寄り付きについては、取引開始後に6万9,000円台へ復帰できるかが最初のチェックポイントとなります。
先週の日経平均は、休場を挟みながら6万7,000円、6万8,000円と節目を相次いで突破し、一時は7万円まであと400円に迫りました。しかし、6万9,000円台では売り圧力も確認されており、上値の重さも示されています。今週は上昇基調を維持して7万円を試すのか、それとも高値警戒から調整へ向かうのか、まずは6万9,000円台を定着させられるかが焦点となりそうです。(編集担当:エコノミックニュース編集部)













