今回のニュースのポイント
SOMPOホールディングスが14日発表した2027年3月期第1四半期連結決算(IFRS)は、保険収益が前年同期比28.0%増の1兆6169億8200万円、税引前四半期利益が同59.3%増の2403億3100万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益が同52.8%増の1811億6800万円となりました。 海外保険事業の保険収益が大幅に拡大してグループの収益規模を押し上げたほか、国内損害保険事業の利益も2倍超に拡大しました。国内生命保険事業や介護事業を含め主要報告セグメントが揃って増益を達成しています。2027年3月期通期の業績予想は従来計画を据え置いています。
本文
SOMPOホールディングスが14日に発表した2027年3月期第1四半期(2026年4~6月)の連結決算(IFRS)は、売上高にあたる保険収益が前年同期比28.0%増の1兆6169億8200万円、税引前四半期利益が同59.3%増の2403億3100万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益が同52.8%増の1811億6800万円となりました。グループの保険本業の収益性を示す保険サービス損益は、前年同期の980億円から1215億円へと234億円増加しました。また、金融損益も投資損益の拡大(1358億円から1995億円へ増加)などを背景に、前年同期の664億円から1463億円へと798億円大幅に拡大しました。保険サービス損益と金融損益の双方が前年同期を上回り、全体の大幅な増益に寄与しています。
今回の決算においてグループ全体の収益規模を大きく押し上げたのが海外保険事業です。海外保険事業の保険収益は、前年同期の5629億円から8947億円へと3318億円増加(約58.9%増)しました。連結全体の保険収益1兆6169億円の過半を海外保険事業が占める構造となっており、規模拡大が顕著に表れています。海外保険事業における親会社の所有者に帰属する四半期利益も、前年同期の764億円から928億円へ(163億円増)と拡大しました。
一方、利益面で大きく貢献したのが国内損害保険事業です。国内損害保険事業の保険収益等は前年同期の6451億円から6566億円へと115億円増加しました。同事業の親会社の所有者に帰属する四半期利益は前年同期の324億円から704億円へと379億円増加し、前年同期比で約2.2倍(2倍超)となる拡大を見せました。海外保険の規模拡大に加え、国内損保の損益改善がグループ全体の52.8%増益を強力に支える要因となりました。
さらに、その他の報告セグメントも揃って増益となりました。国内生命保険事業は、保険収益が前年同期比1億円増の644億円となった一方、親会社の所有者に帰属する四半期利益は前年同期の55億円から149億円へと93億円増加しました。介護事業も、その他の営業収益が前年同期比12億円増の467億円となり、親会社の所有者に帰属する四半期利益は前年同期の18億円から28億円へと10億円増加(いずれも四捨五入の関係を含む)しました。主要な全セグメントにおいて前年同期を上回る利益を計上しています。
2026年6月末時点の財政状態は、資産合計が前期末比2865億円増の18兆8902億7600万円、資本合計が同1313億円増の5兆4223億4100万円となりました。自己資本比率にあたる親会社所有者帰属持分比率は前期末の27.8%から28.1%へ0.3ポイント上昇し、財務基盤の健全性を維持しています。
2027年3月期通期の連結業績予想について、同社は従来の公表値を変更していません。親会社の所有者に帰属する当期利益は前期比23.4%減の4900億円、年間配当予想は1株あたり200円(中間100円、期末100円、前期実績150円から50円増配計画)をそれぞれ据え置いています。第1四半期は主要各事業が伸びて大幅増益となったものの、同社は現時点で通期業績予想を変更していません。
海外保険事業の収益規模が大幅に拡大したことに加え、利益面で2倍超となった国内損害保険事業や生命保険・介護事業も増益となり、グループ全体で大幅増益となったSOMPOの第1四半期決算。保険サービス損益と金融損益がともに前年同期を上回るなか、今後は海外保険の収益動向や国内損保の収益改善動向、自然災害の発生状況、金融市場・為替変動が業績に与える影響が注視されます。(編集担当:エコノミックニュース編集部)













