原子力規制委員会は19日、原発に関する新安全基準を決定した。すべての原発を対象に東電福島第一原発事故を教訓とした過酷な事故への対策を義務化している。また地震・津波対策を強化した。菅義偉官房長官は「新安全基準は東電福島第一原発事故を教訓に世界最高レベルの安全基準を設けたもの」との認識を示した。
菅官房長官は「政府として、原発については安全最優先ということを基本的考えとしている」と強調。
菅官房長官は「政府としては、今日決定された新安全基準を早急に閣議決定し、できるだけ早く施行したい」と語った。
7月8日に施行、電力会社からの原発再稼動の申請を同日から受け付ける予定。審査に時間を要しても時間に縛られず、安全基準に照らしてどうなのか、厳格に科学と技術的な視点でのみ判断していくことが規制委員会に期待されている。
菅官房長官も「原発事業者からの申請に基づき規制委員会が新基準に照らし、厳格に審査を行っていくことが大事」と厳格な審査を期待した。(編集担当:森高龍二)