【今週の振り返り】上海に振り回され3連敗しても週447円上昇

2013年06月29日 20:05

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東京市場が魔都・上海の総合指数の魔法に操られた3日間が明けると2日で843円高の連騰が待っていた

 
 26日のNYダウは149ドル高で続伸。ECBドラギ総裁の緩和継続発言でヨーロッパは株高に。アメリカの1~3月の実質GDP確報値が大幅に下方修正され+1.8%と発表されたが、量的緩和縮小が遠のく観測で長期金利が低下し株価は上昇した。27日朝方の為替レートはドル円は97円台後半、ユーロ円は127円台前半だった。
 
 日経平均は134.71円高の12968.72円で始まるが、アメリカの金利安で円が強含みなので13000円にタッチできず、おおむね小動きで午前10時30分の開始を待つ「上海待ち」。その上海総合指数は小幅高から徐々に上げ幅をひろげて7日ぶりに反発したが、日経平均は10時26分には先取りして13000円を突破していた。アジア株は揃って上昇をみせて買い安心感がひろがり13000円台に定着する。
 
 後場も流れは変わらず一段高で13100円台に乗せて安定的に推移し、上海市場が上昇幅を圧縮しても反応せず「上海離れ」。午後2時30分頃を過ぎると13100円を割り込んだが、海外の年金資金の半期末のドレッシング買いが入ったのか大引けで13200円を突破し、終値は379.54円高の13213.55円で高値引けになった。TOPIXも+29.55の1098.83で高値引け。売買高は26億株、売買代金は2兆1105億円で、商いは依然低調だった。
 
 業種別騰落率は全業種がプラス。上位は不動産、鉄鋼、その他金融、機械、情報・通信、輸送用機器などで、下位は証券、水産・農林、鉱業、石油・石炭、陸運、海運などだった。
 
 27日のNYダウは114ドル高で15000ドル台を回復。FRBのパウエル理事、NY連銀のダドリー総裁が、経済の回復が弱ければ量的緩和縮小時期の先延ばしもありうると発言し市場に安心感がひろがった。28日朝方の為替レートはドル円が98円台半ば、ユーロ円が128円台半ばと円安が進行した。
 
 日経平均は170.37円高の13383.92円で始まり、TOPIXは1100台を回復。午前9時16分に13400円、10時前に13500円を突破。10時30分に上海市場がマイナスで始まっても影響はほとんどなく、11時16分には13600円台を突破した。その時間帯は上海もプラスになった。NY市場の堅調、為替の円安を背景に半期末のドレッシング買い勢力も加わって後場も上昇は続き、ドル円99円タッチ直後の午後1時20分すぎには13700円台。終値は463.77円高の13677.32円で、前週末から447円上昇して今週の取引を終えた。TOPIXは+35.01の1133.84。売買高は31億株、売買代金は2兆6078億円と商いは少し回復した。
 
 全セクターが上昇。上位は不動産、倉庫、その他金融、銀行、その他製品、証券などで、下位は石油・石炭、電気・ガス、卸売、水産・農林、海運、空運などだった。(編集担当:寺尾淳)