東京五輪の期間 終戦記念日意識したものでない

2013年09月12日 09:08

 世耕弘成内閣官房副長官は11日、2020年の東京オリンピックの開催時期(7月24日から8月9日)について「終戦記念日を意識したものか」と記者団から聞かれ「意識したものではない」と語った。

 オリンピック開催期間は開催招致国が開催期間を含めて提案することになっているが、この期間になった理由として(1)天候(晴れの日が多い)(2)夏季休暇に該当するので、多くの人が参加しやすい(3)お盆の期間とぶつかると新幹線、空港などが混雑する(4)オリンピック開催期間は全国で「伝統的な祭りが開催される」ので、外国のお客に来てもらうにはいい時期といえる(5)この期間は、その他の国際的な競技大会と重複していない、そうした背景で招致委員会でこの期間にし、提案したということだとした。

 また、オリンピック担当大臣を設置するのかどうかについて、世耕副長官は「オリンピック・パラリンピックを成功に導くために政府が一丸となって、最大限の取り組みをしていくうえで、設置がどうかということでの検討をしていく。その結果、どうかということだ」と設置に含みを持たせた。過去には東京オリンピック、札幌オリンピックで担当大臣が置かれた。一方、長野オリンピックでは置かれなかった。(編集担当:森高龍二)