22日、サントリー酒類は今年中のみの期間限定で販売している高級ビール「ザ・プレミアム・モルツ＜コクのブレンド＞」の販売を、11月8日に出荷する分を最後に、一時的に休止することを発表した。そうした休止の背景には、注文数が販売予定数を大幅に上回ってしまい、このままではお歳暮などのギフト向け需要に対応するのが難しくなってきたことが挙げられ、サントリー酒類としては、販売を一時休止しギフト需要を優先させる考えのようだ。
ギフト需要に対応するため一般向けへの販売は一時休止となるが、12月下旬には販売を再開する予定とのこと。
販売が一時休止されるのは、350ミリリットル缶、500ミリリットル缶と、コンビニエンスストアで限定販売されている、330ミリリットル缶の、3種類となる。
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高級ビール「ザ・プレミアム・モルツ＜コクのブレンド＞」は、これまでの「プレミアム・モルツ」と同じ商品の黒ビールをブレンドし、熟成させた商品で、9月24日に販売された。今年の12月末までの限定販売として、30万ケース（1ケース、大瓶20本）を販売する予定だったが、最近の「高級ビール人気」の追い風が吹き、すでに35万ケースを販売していた。こうして注文数が計画の1.5倍に達したことにより、工場が急な増産に対応できなくなったことから、販売休止を決定した模様。
「ザ・プレミアム・モルツ」は、去年まで9年連続で過去最高販売数を更新し続け、2013年もその売り上げは好調に推移しており、13年1－6月の販売数量は737万ケース（前年比103％）となっていた。
「ザ・プレミアム・モルツ＜コクのブレンド＞」は、「ザ・プレミアム・モルツ」と、「ザ・プレミアム・モルツ＜黒＞」を、サントリー酒類独自の技術によってブレンドし、熟成させることで、これまでにない芳醇でまろやかなコクを実現。またパッケージも上質な茜色をベースに、評価の高い「ザ・プレミアム・モルツ」の高級感あるデザインを踏襲しつつ、「PREMIUM BLEND BEER」「限定醸造」の表記により、その特長が表現されている。（編集担当：滝川幸平）
