KDDI、LG、スマホの新ブランドを共同開発

2013年11月23日 21:21

 20日、KDDIと韓国LGエレクトロニクス・ジャパンは、共同開発を行ったスマートフォン(多機能携帯電話)の新しいブランド「isai(イサイ)」における第一弾のモデルとして、「イサイLGL22」を23日に発売すると発表した。ボディーカラーは「ブルー」「アクア」「ホワイト」「ブラック」の4色で、まずは「アクア」と「ホワイト」が販売される。

 「イサイLGL22」は「使いこなす」ことを目的とした端末を目指し、メタルフレームによる狭額縁端末で、約5.2インチの大画面を搭載しつつも幅が約72ミリ、厚さが約9.1ミリと、手になじむボディーデザインで、幅広い年齢層に向けて販売が行われる。そして「ピュアな湧き水でゆっくりと静かに揺れ動く水面」というKDDIが打ち出したコンセプトを反映し、ホーム画面でもセンター画面以外にも、「ニュース」「トレンド」「SNS」「動画」といったカテゴリーを設定し、それらの最新情報をチェックすることの出来る独自のインターフェイス「isaiスクリーン」が搭載されている。そのほかにも、画面を2回タップするだけでオン・オフが可能な機能などを持つ。

 20日に行われた記者会見で韓国LGエレクトロニクス・ジャパンの李揆弘社長は、「意外な出会いというコンセプトをもとに、便利で楽しく使用することの出来る端末が誕生した。今後もさらなる進化を行っていく」とコメントし、これからもKDDIと共同で開発を行っていく姿勢を示した。

 そしてKDDIの田中孝司社長は「使いやすいユーザーインターフェースが特徴。先鋭的な商品を好むユーザー向けのブランドである『インフォバー』よりもボリュームゾーンに売っていく」と、従来の商品群における新しいブランドの位置づけを、そのように説明した。

 また、21日からはテレビCMも行われており、そのイメージキャラクターには女優の川口春奈さんが起用されている。「isai」の説明会・新CM発表会の場で、「画面が大きくてびっくりした。女性にも持ちやすくていい」とアピールを行った。(編集担当:滝川幸平)