KDDI、2014年春のスマホは日本初の曲面ディスプレイ搭載

2014年01月25日 19:20

 KDDI、沖縄セルラーが2014年1月25日より、2014年春モデルとしてauスマートフォン4機種、タブレット1機種の合計5機種を順次発売する。今回は、日本初となる曲面ディスプレイを採用した大画面スマートフォンや世界最大で最薄のスマートフォンなどが登場する。

 スマートフォンは、曲面ディスプレイを採用したファブレット「G Flex」。フルHDで世界最薄6.5mmを実現したファブレット「Xperi Z Ultra」。フルHD IGZOディスプレイと狭額縁の「EDGEST」を搭載し、2000mAhを超えるバッテリ、片手に収まるコンパクトサイズでハイスペックの「AQUOS PHONE SERIE mini」。幅広いユーザーをターゲットにした「URBANO L01」のニューモデル「URBANO L02」の4機種だ。

 タブレットは、IGZOディスプレイと狭額縁「EDGEST」を採用し、7インチながらコンパクトサイズを実現した「AQUOS PAD」。約1100万画素、F値1.9レンズ、約0.4秒の起動時間など高性能カメラも搭載している。

 中でも、注目なのは、スマホ「G Flex」。韓国のLG Electronics製で、約6インチの曲面ディスプレイを搭載し、のめり込む臨場感、フルセグもシアター感覚で楽しめるという。曲面ディスプレイは、液晶でシャープが天下を取っていた時代から望まれてきたものだが、最近は有機ELで実用化が進んでいる。

 これまでは、曲面ディスプレイは、画面が映画のシネマスコープのように湾曲できるため、迫力がでるなど視認性に優れていることから主に大型デバイスでの活用が想定されてきたように思われる。実際、展示会などでは韓国や日本のメーカー100インチを超えるディスプレイなどが話題になってきた。それが、今回、スマホに搭載されるのだ。また、今後、AppleがiPhoneへ搭載することも決まっている。

 いよいよスマホもここまで来たかという感じがするが、現時点ではあまり小型の携帯機器に搭載するメリットが感じられない。ディスプレイ自体が折り曲げられるのならともかくである。ともあれ、視認性に優れ、デザイン性にも優れているのは事実。どれだけ、普及するか今後に注目したい。

 なお、発表したスマートフォン、タブレットは、2014年1月23日より東京都原宿のKDDIデザイニングスタジオ、名古屋のau NAGOYA、大阪の梅田au OSAKAにて展示する。(編集担当:慶尾六郎)