【今週の振返り】初の上昇週の期待むなしく149円下落した週

2014年02月15日 20:24

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2日間で338円上昇した時、その後の2日間で487円も下落すると誰が想像できただろうか?

 前週末7日のNYダウは165ドル高。注目の1月の雇用統計の非農業部門雇用者数は前月比11.3万人増で12月の7.5万人増は上回ったが、市場予測の17~18.5万人には遠く及ばなかった。もっとも失業率のほうは12月から0.1ポイント低下して6.6%になり、2008年10月以来5年3カ月ぶりの低水準。雇用者数の伸びが非製造業に偏らず製造業や建設業も堅調だった中身も評価された。NYダウは午前中は一時マイナスになり為替市場ではドルが売られたが「2ヵ月連続ネガティブサプライズ」というほどではなく、株価も為替もそれを消化して乗り越え午後はジリ高して終えた。10日朝方の為替レートはドル円が102円台後半、ユーロ円が139円台後半で、前週末よりも円安が進行していた。

 9日投開票の東京都知事選挙は舛添要一氏が当選。日米の2つのイベントを通過して外部環境が好転し、日経平均は185.42円高の14647.83円と14600円台に乗せて始まる。TOPIXは2ケタ高で1200の大台にタッチ。午前10時30分前後、上海総合指数が小幅反発スタートにもかかわらず14600円を割り込む時間帯があったが一時的で、日経平均は前場はおおむね14600円台前半で推移。しかしTOPIXは10時台から1200の大台に戻れず、日経平均前引は14626円だった。

 後場も前場に続き14600円台前半の値動きが続いたが、午後1時30分頃から14600円台後半に切り上がりTOPIXは1200を突破。大引け前に上げ幅を拡大し日経平均は14700円を突破。終値は255.93円高の14718.34円と大幅続伸し、今年、5連敗していた週明けの初白星。日中値幅は157円だった。TOPIXは+15.14の1204.28で1200台を回復。売買高は21億株、売買代金は2兆1227億円で、連休の谷間のせいか商いはやや低調だった。

 33業種別騰落率のプラス上位はその他製品、空運、情報・通信、サービス、精密機器、食料品など。プラス下位はガラス・土石、銀行、非鉄金属、繊維など。マイナス業種は保険と電気・ガスだった。

 10日のNYダウは利益確定売りが入ったが7ドル高。11日のNYダウは192ドル高で4日続伸。11日にイエレンFRB議長が下院金融サービス委員会で議会証言を行い、前議長から受け継ぐ金融政策を明快に説明し雇用にも言及しながら余計なことは言わなかった。ベイナー下院議長が債務上限引き上げを無条件で容認する方針を示し、NYダウは大幅上昇して終盤16000円台に乗せたが、終値で大台を逃した。12日朝方の為替レートはドル円は102円台後半で、ユーロ円は139円後半までユーロ高が進行した。

 シカゴCME先物清算値は14885円。取引時間前発表の12月の機械受注が市場予測の4.2%減を大幅に下回る前月比15.7%減というネガティブサプライズだったが、日経平均は103.39円高の14821.73円で、まずはアメリカの株高を織り込んでスタート。しかし10時台までは15800円をたびたび割り込む。14日のマイナーSQが意識され、さらに国内経済指標の悪化が効いたか。それでも1月の中国の貿易統計は輸出が10.6%増と2ケタ増のポジティブサプライズで、豪ドルが上昇したのを受けて午前10時台後半から一段高になり、11時6分には14874円のピークをつける。前引は14856円だった。

 後場は午後0時台に14880円に迫った後は上値が重たくジリジリ水準が下がる展開。1時台は上回っていた14800円も2時台には割り込み、TOPIXも1220を下回る。後場に4~12月期決算を発表した大手ゼネコンが営業減益で株価を下げ、さらに「日経平均寄与度四天王」が全てマイナスでは2時38分に14769円まで下げるのも納得できる。大引け前に値を戻し、終値は81.72円高の14800.06円で今年初の3日続伸。水曜は今年6連勝。日中値幅は105円と小さかった。TOPIXは+15.32の1219.60。売買高は23億株、売買代金は2兆3740億円だった。

 業種別騰落率は証券だけマイナス。プラス上位はゴム製品、保険、電力・ガス、非鉄金属、海運、金属製品など。プラス下位は建設、不動産、その他金融、情報・通信、倉庫などだった。

 12日のNYダウは30ドル安で5日ぶりに反落。NASDAQは5日続伸。2014年のアメリカ経済は「3%成長が可能」というセントルイス連銀のブラード総裁の発言を材料に朝方はプラスだったが、その後は16000ドルの少し下でもみあって終えた。13日朝方の為替レートはドル円は102円台半ばでほぼ前日並みだったが、ユーロが安くなりユーロ円は139円台前半だった。