リクルートの「Airレジ」が「Square」と連携

2014年03月09日 10:28

 5日、情報誌「ホットペッパー」などを手がけるリクルートライフスタイルと、アメリカのモバイル決済システム構築のSquare(スクエア)は、POSレジアプリ「Airレジ」とモバイル決済サービス「Squareレジ」を、3月下旬に連携させると発表。これにより店舗はテーブルごとの注文入力やクレジットカードによる会計、売上管理といった業務をスマートフォン(多機能型携帯電話)やタブレット端末で行うことが出来るようになる。

 リクルートライフスタイルは小売業や飲食業などでは必須となるレジ業務のアプリとして、スマートフォンなどで使用することの出来る「Airレジ」というサービスを去年の11月から無料提供していたが、決済機能がなくその部分の改良が求められていた。

 そうした声を受けてリクルートライフスタイルは、モバイル決済システム構築を行うスクエアと提携を行った。スクエアのクレジットカードリーダーをスマートフォンなどに取り付ければ、POSレジ業務とクレジットカード決済業務を一体化して行うことが出来る。カードリーダーは無料で提供され、店舗はクレジットカード決済時に発生する3.25%を負担するだけで済む。リクルートライフスタイルとしては、これまでクレジットカード決済を採用していなかった中型・小型の飲食店などでの利用拡大を見込んでいる。

 スマートフォンやタブレット端末などにクレジットカードリーダー「Squareリーダー」を付け、「Airレジ」や「Squareレジ」のアプリケーションをダウンロードする。そして注文までの入力を「Airレジ」のアプリ画面上で行い、会計時の支払い方法として「Square」を選択すれば、その支払い金額が「Squareレジ」の決済画面にて表示される。読み込まれたクレジットカードの情報はスクエアによって管理され、決済金額は指定銀行であれば通常翌営業日、それ以外の銀行であれば一週間以内に指定した銀行口座に自動的に振り込まれる。

 リクルートライフスタイルは、15年3月までに約10万店舗に「Airレジ」を導入したいと考えている。またスクエア以外の決済サービスとの連携も検討していくとのこと。(編集担当:滝川幸平)