政府は4月1日の閣議から「議事録を作成し、後日、公表する」。菅義偉官房長官は、その狙いについて「3月28日の閣議で決めたもので、1日の閣議および閣僚懇談会から議事録を作成し、概ね3週間後に官邸のホームページに掲載し、公表する」とした。
狙いについては「速やかに議事録を公表することで、閣議の透明性の向上、情報公開、国民の皆さんへの説明責任などが一層図れるのではと考えている」とした。
議事録を作成し公表することから、1日の閣議はこれまでの閣議と変化なかったかとの記者団の問いには「従来から、そうしたこと(議事録作成・公表)は言っていたので、特段、変わったところもなく、従来通りの閣議が開かれた」と議事録や公表を意識した対応はなかったとの認識を示した。
また、この日の会見で菅官房長官は元ユネスコ大使の木曽功氏と慶應大大学院教授の谷口智彦氏が内閣官房参与に同日付で就任したと発表した。
菅官房長官はその理由として「木曽氏は文化庁文化財部長、文部科学省国際統括官などを務め、文化財分野などで優れた識見を有している」としユネスコの文化関係施策について、「谷口氏は外務省外務副報道官、内閣広報室内閣審議官などを務め、国際広報分野で優れた識見を有している」として、国際広報に関して、総理に情報提供や助言を行っていただくと説明した。(編集担当:森高龍二)