2014春クールのテレビドラマ視聴率ランキング 第1位は「MOZU Season1 ~百舌の叫ぶ夜~」

2014年05月25日 22:24

 春クールテレビドラマの視聴率ランキングでは「MOZU Season1 ~百舌の叫ぶ夜~」が第1位となり、次いで「花子とアン」、「アリスの棘」、「軍師官兵衛」、「花咲舞が黙ってない」の順となった。「MOZU Season1」は30~40代の圧倒的な支持を集め、50代以降では「花子とアン」の人気が高かった。10~20代では男性は「花咲舞が黙っていない」、女性は「アリスの棘」が人気を集め、男女で好むドラマが分かれる結果となった。T会員を対象に実施した「ドラマに関するアンケート調査」でわかった。

 調査はTSUTAYAカンパニーなどを保有するカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社が、T会員を対象にテレビドラマの視聴状況や視聴スタイルを調べたもの。サンプル数は16~69歳の男女1408人。

 まず、現在放送しているテレビドラマの視聴状況を聞いたところ、一番多くの人が視聴しているテレビドラマは、逢坂剛氏が原作の小説「百舌」シリーズをテレビドラマ化したTBS木曜ドラマ劇場「MOZU Season1 ~百舌の叫ぶ夜~」(22.1%)となり、続いてNHK連続テレビ小説「花子とアン」(21.6%)、TBS金曜ドラマ「アリスの棘」(19.4%)、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」(18.6%)、日テレ水曜ドラマ「花咲舞が黙ってない」(17.4%)という結果となった。

 この結果を、性年代別で見てみると、一番よく見られているテレビドラマは、男性10~20代では「花咲舞が黙ってない」(17.5%)、女性10~20代では「アリスの棘」(21.9%)、男性30~40代では「MOZU Season1~百舌の叫ぶ夜~」(19.4%)、女性30~40代も同じく「MOZU Season1~百舌の叫ぶ夜~」(26.7%)、男性50~60代では「花子とアン」(27.4%)、女性50~60代も同じく「花子とアン」(35.6%)であることが分かった。

 そのほか、特長的な結果としては、「続・最後から二番目の恋」が女性30~40代(22.4%)に、「死神くん」が女性50~60代(25.0%)に高く支持されている傾向にあることがわかった。

 また好きなドラマのジャンルは1位「刑事ドラマ」(41.3%)、2位「シリアス・サスペンス・ミステリー」(41.1%)、3位「コメディ」(38.4%)、4位「恋愛」(27.7%)、5位「実話を元にしたドラマ」(25.0%)。性年代別に見ると、10~20代の男女では「コメディ」の人気が高く、男性30代以降は「刑事ドラマ」を好み、女性30代以降は「シリアス・サスペンス・ミステリー」を支持していた。

 去年は「半沢直樹」が人気を博し、瞬間最高視聴率50%近い数字を達成したほか、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」と共に流行語大賞を生むなど話題に欠くことがなかった。今春も「半沢直樹」原作者の池井戸潤氏が手掛けるドラマが2本放送されるなど、多くの話題が期待できそうだ。(編集担当:横井楓)